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食べられるのになぜ棄てる?ー 野菜流通・農薬使用のルールを変えたい。

以前から、スーパーで買い物をするときに、野菜の値段が高いと思うようになりました。

そのうち安くなるかなーと淡い期待をしていましたが、全く下がる気配はありません。

そんな折、このようなニュースを目にしました。

「規格外の野菜」が棄てられる日本で、オルタナティヴな販路“青山ファーマーズマーケット”が必要な理由

農協経由で農作物を売る場合、農協で決められた規格どおりに栽培しないと販売できず、その規格から外れた野菜は棄てられているらしいのです。

いやいや、棄てるくらいなら安く売ってよ。価格維持のためとか言われても高すぎる野菜は困るんです〜。

しかしまあ、どおりでスーパーで売られている野菜は、色も形も均一です。

そして味の薄さも均一。

均一に育てるためには、F1種という種を使い、かつ、たっぷりと農薬を使わないといけません。

F1種とは、自家採種できない、一代限りで死んでしまう種のことです。

現在流通している種の約90%がこのF1種であり、一説では不妊の原因にもなっているといいます。

また、国産野菜は安全だと思われていますが、日本の農薬使用量は、中国・韓国についで世界第3位です。

ヨーロッパでは規制されているネオニコチノイド系の農薬をはじめ、毒性の強い農薬が使いたい放題になっています。

2015年、とあるシンポジウムで、東京五輪の際には、イタリア選手団は(日本の食材を食べたくないので)イタリアから食材を持参するとまで言われています。それくらい、世界から見て、日本の農産物の評価は低いのです。

(参考記事:国産農産物が安全だと思っているのは日本人だけ!?

農協や農林水産省は、現状の流通ルール・農薬使用ルールについて考え直すべきですよね。(実際、どこの省庁がこの辺管理してるんですかね?)

一方で、このような記事も見つけました。

【外国人″依存″ニッポン】「外国人がいないと東京から野菜が消える!?」農家が衝撃の言葉を発した理由は?

東京の台所と呼ばれる野菜生産県・茨城で、農業従事者の減少が深刻になっているとのことです。

20代の農家の2人に1人は、外国人実習生で、もはや外国人実習生がいないと農業を続けられないのだとか。

もっとスーパーで買える野菜の質をあげてほしいと思っていたのに、そもそも、東京から国産野菜が消えようとしていたのです。

かな〜〜〜〜りピンチな気配ですが、逆にここまでピンチだとビジネスチャンスのような気もします。

都市型農業などの実験も海外では進んでいるようですし。

それについてはいずれ記事を書ければと思います



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