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ぢぇぃさんのオシャレストーブで思い出した小学校の冬の話

仕事が詰まっていてSWANの真似絵がなかなかできない😨💦

ということで、今日も自分の絵でお茶を濁します。

noterさん巡りをすると毎日noteのネタに出会える時があります。それが、昨夜のぢぇぃさんの記事でした。ストーブの話を取り上げてくださったおかげで、小学校の冬の光景を思い出せたのです。

東京23区の小学校でありながら、4年生まで教室の暖房器具はコークスを燃やすタイプでした。

学校にはコークス置き場があり、毎日、コークス係がバケツとスコップを持って取りに行きます。

吹きさらしのコークス置き場はとても寒く、嫌がる同級生が多かったのですが、私はコークスを取りに行くのが大好きでした。

嫌がる同級生には「ついていってあげる」と言って共に行き、小山の形に置かれたコークスを、上り下りして遊んでいました。

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上の位置には良いコークスが埋まっている、などと意味不明な理由をつけて小山に上りいつもと視点の異なる景色を楽しみました。

皆が嫌がるコークス係を率先して、しかもほぼ毎日行くのですから先生に良い子と誤解されて、心の中で焦ったのものです。

今ここに告白します。

私はコークスの山で遊ぶのが目的でコークス係を率先しておりました。先生ごめんなさい。

ダルマストーブの上には水の入った金だらいが置かれており、放課後には程よい温度に仕上がっています。

おりこうさんの児童は放課後の雑巾がけ後に、そのお湯で手を温めることが許されました。

ほとんどの男子はたいてい、ほうきで野球をしてしまうので金だらいの湯の楽しさを知らずに卒業します。

金だらいを囲んで先生と話をする時間がとても好きでした。

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父が、

「昔は持って行った弁当をストーブの上に置いていたんだ。授業を受けていると後ろからいい匂いがしてきてね」

と懐かしそうに話すので、先生に給食をストーブで温め直せないか、とか餅を持ってきて焼けないかと話しもしました。

「無理よー」

と即座に却下されましたけど。

5年生になると区の予算が降りてコークスを使用するストーブはエアコンへと変わってしまいました。

ものすごく寂しかったです。

コークスの山も気づかないうちに消えていました。

「山が消えて寂しい」

と言ったら友達にエアコンの方が夏も涼しいからいいよ、と言われコークスが好きな人間は少数派だったと悟り、その後はダルマストーブへの想いを語ることはやめました。

ただ、子どもって切替が早いんです。

置くタイプのエアコンはダルマストーブと違って、ぴったりと体を近づけられる利点がありました。

校庭の体育が嫌だな、と思うとエアコンのそばで体温を測り、

「微熱なので見学でーす」

という知恵まで身につけてしまいました。

教室で待っている間、微熱仲間と「家ではばれるんだよね」などと言いながら、色々な話をして体育が終わるのを待ったものです。

先生、あまりいい子でなくて本当にごめんなさい。

「コークスの山に上るの楽しくなかった?」

と大人になってから友達に話したら、

「いつの時代?」

と言われてショックでした。誰に聞いても入学当初からエアコンだったと言われました。

初めて母校は予算の足りない小学校だったことを悟ったのです…

予算の少なさについては夏のプールでも紹介できるエピソードがあります。プール開きの頃に披露するつもりです。

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