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友人が話してくれた母の想いが伝わった話

本日は友人からネタになるならと以前いただいた話を披露。クリスマスにまつわる内容なので本日のネタとさせていただきました。

女の子は幼稚園の頃から可愛らしい部分を残したまま大人の気遣いをしてくれるものです。

友人のところの娘さんもなかなかのおしゃまさんでそこがまた可愛らしいです。

幼稚園の頃はサンタクロースを信じていると多くの親御さんが考え、最大級の働きをしていると思うのですが、あと少し、というところでプレゼントは親が用意したとバレる悲劇も起こります。

友人の娘さんがサンタの存在に疑問を抱くきっかけとなったのは手紙でした。

ハリーポッターの杖が欲しいとの可愛らしい願いを叶えようと走り回りましたが、見つかりません。

イブの夜はだんだん迫り切羽つまった状態で、

「杖は見つからなかったんじゃ!すまなかったのう!ホーホッホ」

という手紙を偽造して別のプレゼントを用意しました。

あまりに慌てていたのでしょう。手紙にはサンタの文字を真似するための下書きが残ったまま。

「消しゴムで消したんだけれど」

と、後に友人は反省しておりました。

娘さんは消し残りの文字で、

「サンタさんはママだったのか」

と気づきましたが、手紙に込められた母親の愛と努力で胸いっぱいとなり、そのことには触れられませんでした。

友人は娘さんがサンタは親だと気づいたとは思わず、しばらくはサンタさんとしてプレゼントを用意し続けました。

大きくなって娘さんに「実は…」と告白された時、苦笑いをしたそうです。

今でもその手紙は持ち続けているとか。優しい娘さんです。

世界中のお父さんとお母さん。お子様には想いが伝わっておりますよ、きっと。

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