今日も暑いから夏の思い出話
小学生時代の夏休みを思い出していたら、
妹との水遊びが浮かび上がってきました。
のちのち妹に
「あれはイヤだった」
と言われ続けている
みなしごハッチごっこ
を本日は紹介します。
母親探しを通して、たくましく成長する
「みなしごハッチ」は親に好まれるアニメで、
私達の意思とは関係なく見せられていました。
ついているので見ていましたが、
実は私はハッチが苦手でした。
窮地に陥りやすい言動をするハッチも
意地の悪い虫がハッチをいじめるのも
見ていて楽しくなかったからです。
ただ、我々姉妹も黙って見ていたため、
気に入っていると思われていました。
ハッチの絵が描かれたおもちゃをもらった時は
ちょっとブルーになりました。
プラスチックのバケツに井戸の水を組み上げるようなポンプのついた水遊びのおもちゃもその一つだったと思います。
夏休みのある日、風呂場でバケツを使い、
水遊びをしようという話になりました。
バケツの上に板がかかっていたため、ハッチが水汲みで橋を渡っているところを意地悪な虫に妨害されるという内容の遊びでした。
なぜそうなったかは覚えていません。
ハッチ役の妹がオモチャのバケツにポンプで汲んだ水を他の容器へ届けるのですが、悪い虫役の私が工夫を凝らして妨害をします。
私は悪い虫役の他にナレーションも引き受けているから大忙し。
「ああ!ハッチの水がまたこぼれた!」
「おおっと!ハッチふたたび水汲みへ!」
水をこぼすたびに2人して
ビチョビチョになるため、
涼しく楽しい時間を過ごしました。
過ごせた、と思っていたのですが。
水遊びのバケツがいつの間にか家からなくなり、
姉妹でごっこ遊びをやらない年齢になった頃、
妹が、
「みなしごハッチごっこは辛かった」
と急に告白してきたのです。
「私もハッチ嫌いだったから言ってくれれば」
「ノリノリだったじゃん!水こぼすのノリノリだったじゃん!だから嫌とは言えなかった💢」
妹に良かれと悪役を引き受けたのですが、
私の配慮はお粗末だったようです。
妹よ、ごめんなさい。
ハッチの画像を探して書いてみたのですが、
ちょっと不幸顔ですね。
当時は不幸な設定のアニメが多かった気がします。
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