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【#毎週ショートショートnote表お題:記憶冷凍】狙われた骨皮筋衛門(前編)

「あの男の記憶をワガモノにしたい」

悪の組織が天下を牛耳る日を夢見るボスが呟く。骨皮筋衛門の活躍が忌まわしくて仕方ないのだ。

「ヒヒヒ。私めに良い考えが」

マッドサイエンティストのBOKEがボスに計画を伝える。

「お前!天才か!」
「はい、天才です……ヒヒヒ」

にやりと笑う2人。

「なに……記憶冷凍だと?」

骨皮筋衛門が眉をひそめる。

「はい、世界最高と言われる斉藤博士の記憶が冷凍されたとの報告が」
「私としたことが、なぜ早く気づかなかったのだ」

唇を嚙み悔しがる骨皮筋衛門。しかし、悔しがってばかりでは時間の無駄というもの、切替も素早く骨皮筋衛門は闇に消えていった。

「筋衛門様……。今日も素敵……」

署員の熱い視線が骨皮筋衛門の消えた場所に集まる。

骨皮筋衛門は無事に斉藤博士を助けることができるのか。マッドサイエンティストBOKEの計画とはいったいなにか。骨皮筋衛門はBOKEが張り巡らした魔の手をすり抜けることができるのか。

後編に続く!

(410字)

骨皮筋衛門を

表お題「記憶冷凍」で前編
裏お題「二億斉藤」で後編

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