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【#創作大賞感想】「ソウアイの星」ノノワールドへ飛び込みましょう

計画していなかった投稿を創作大賞最後に行ったので自分で勝手にお預け状態を作っていたお馬鹿さんな私。ようやく青豆ノノさんの創作大賞応募作「ソウアイの星」を読むことができました。

読みたい欲望と書きたい欲望が心で大騒ぎしていた私はまさに流香るかとルナの状態だったといえるのではないでしょうか。我慢を重ねていた私はむさぼるように一気読み。第一声は

「よくぞ挑戦してくださいましたぞ、ノノ殿」

でした。

一時は投稿しないかもとハラハラしていたので、挑戦してくれて本当に良かったです。「今年はやめました」という才能あるnoterを昨年から何人か見ていたので、ノノさんもそうなるかと本当に心配しました。

周囲の期待が大きかったので投稿までにものすごく時間をかけたろうし、投稿するタイミングも「これでいいのか」と何度も考えたかもしれません。それら諸々を乗り越え創作大賞にチャレンジしてくださったこと、心より感謝しております。

最初私は「ソウアイの星」の「アイ」に引っ張られを強く感じてしまい、大人の恋愛を深く描いた作品だろうと思い込んでいました。ノノさんの他作品を読んでいたため、その考えにも引っ張られたのでしょう。しかし、実際には小学校高学年でも安心して読める純粋な物語でした。

心洗われたいと思う方におすすめです!

物語内の登場人物達は大人です。でも、読む側が小学生でも高校生でも主人公の考え方や恋愛、心の変遷に共感できるのではないでしょうか。この小説は、どの年代の読者が読んでも寄り添ってくれますが、それはノノさんの文章が「生きている」からです。そのため、この物語は読み返す回数を重ねるほど印象が万華鏡のように変わり、新たな夢を見せてくれます。

「ソウアイの星」には魅力的な要素がたっぷりと詰まっています。

神がかり的に美しい声のボーカル
夜の公園
推しバンドとの心地良い距離

などを魅力的な要素の代表として挙げておきますが、あとはご自身で探してみてください。

これらの魅力的な要素は私に「物語へようこそ」と手招きしてくれます。そう言われたら私は「おじゃまします」とノノワールドに入りこみ楽しむことを選ぶしかありません。ノノさんが美しい物語を書き上げたら、ヒョイヒョイと入っていくのは私にとって当然の選択肢なのです。遠慮して「私はここで結構です」などと言っていてはもったいない、積極的にノノワールドへ飛び込み楽しむことをおすすめします。


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