輪廻

 「輪廻」という言葉を知らない人は知らないと思います。
私は「輪廻」という言葉を見ると真っ先に思い浮かぶのは、ある漫画に出てくる輪廻眼というものです。その能力は漫画の中では伝説の能力とされており最強のものとなっています。漫画の話は少し脱線しすぎるのでこの辺にしておきます。

 「輪廻」という言葉の意味は、生きかわり死にかわりすること。車輪が回転してきわまりがないように、霊魂が転々と他の生を受けて、迷いの世界をめぐること。とされています。つまり、物事は流転して巡り巡っていくということです。

 最近、ふと思ったことが世の中には「輪廻」という言葉に少し似ているような言葉がよく存在するということに気づきました。例えば、ブーメランの法則や徳を積むなどがあります。悪いことをしたらいずれ自分に返ってくる、徳を積めば自分にいずれ良いことが返ってくる。このように人から言われたり、自分で見たりなどさまざまなところで見たり聞いたりすると思います。

 そこで私は少し考えました。本当にいい事と悪いことは回り回っているのか。100パーセントそうとは言いきれないと思います。なんなら、そうなってない事がほとんどないんじゃないかなと思います。

 自分の体験談的には悪いことが続くことはとことん続いてしまうし、かと言っていい事があるかといったらそこまでなくて、本当に輪廻してるのかって疑いたくなります。

 でも、気づいたことと言うより考え方を変えたことがあります。悪いことが続き、良いことがなくても、その経験が出来ていることこそが良いことなんじゃないかなと。まず悪いことが起こらなかったら、その時の行動や考え方など知ることも出来ないしそこで自分の成長にも繋がると思います。反対の事でもそうだと思います。良いことばかりが続いている時も、その良いことから学べる何かがあると思います。まあ、そんな人生だったら苦労しないですよね。でもちょっとつまらない気もします。上手くいかないことがあるから燃え上がるし成長できると自分はおもいます。

つまり、物事は輪廻していると私は考えます。無理やりな考え方かもしれないですが、直接的事象だけじゃなくて間接的事象にまで目を向けることが出来れば色々なものが見えてくると思います。

 いま悪いことばかり続いているそこのあなたへ、悪いこと囚われすぎて視野が狭くなっていませんか。もう少し上を向いてみたらなにか違うものが得られるかもしれません。
 
 いま良いことばかり続いているそこのあなたへ、良いことばかりが続くことはとても良い事です。でもそれは有限かもしれません。未来を決めるのは自分だと思います。良いことばかりの人生になるように努力することが重要だと思います。


 私は悪いことばかりが続いているときに自分の心の中で思っていた言葉があります。

 「死ぬこと以外かすり傷」

 まあよく見る言葉だとおもいます。でもこの言葉に自分は何度も救われてきました。死ぬこと以外は自分のストーリーのひとつの章に過ぎないと。死んでしまったらそのストーリーは結末を迎えてしまう。だからどんなことがあっても開き直れるぐらいの思考の転換で生活することがとても大切です。







 ちなみに写輪眼の方が好きです。(笑)

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