天皇賞秋 出走馬個別メモ ガイアフォース


ガイアフォース

【競走馬特性面】

MH1 【SP持続力・後半型】【前後半型】【後半型】【持続型】
【専用メモ】
ゲート良 先行力 後半SP持続力型
【所感メモ】SP持続力、エンジン掛かり遅め? 2000m以下向き? 高速馬場向き
【最終更新日】2023.6.5

【前走結果・レース展開】 

オールカマー・5着(0.4秒差)
S(スロー)後半型 SP持続・失速型 61.1-58.5
 
前半はスローの流れで前半1000mは61.1秒。しかし後半5F目から急激にペースが上がってそれがゴール前まで持続する形で後半1000mは58.5秒。流石に最後1Fでガクッと落ちる形になるが、後半5Fのロングスパート戦という展開

【前走予想コメント】

【休み明け初戦】マイル以上に・自分のリズムで
【調教】久々も動き軽快
【事前予想】近走はマイル戦で一定の結果を残した事で2000m以下向きの感が出てきた中での2200m戦となるのが鍵。得意としている高速馬場なら更に浮上の余地があっていい

【前走決め手】

好位追走も最後1Fで脚色鈍る・距離?馬場?力負けの感

【前走個別レース回顧】

発馬五分からある程度押して好位追走の形。道中は終始3番手を追走して、3角過ぎから外からジワッと動き出して、4角から仕掛けていって直線へ。直線は序盤から半ばでグイっとひと伸びを見せて2番手まで浮上する。しかし最後の1Fで少し伸びを欠く感じを見せ、ゴール前数十メートルからは後続馬に一斉に差されて5着まで。

好位から終始スムーズな競馬を見せたが、最後の1Fで脚色が急激に鈍る感じを見せて5着。極端なロングスパート戦になって流石に脚色に余裕がなくなった感じもあるし、現状マイル路線で新味が出ている感じからもやはり2200mとなると微妙に長いのかもしれない。また高速馬場で結果を残しているだけに、今回のやや時計を要する馬場の中で少し消耗気味になったという見方も出来なくもない。まぁ明確な敗因の特定は難しいとしても、思い当たる節が多いだけに今回の形は完全に力負けと見ていいだろう。

【前走関係者コメント】

(西村淳也騎手)「良い感じでしたが、4コーナー手前で左手前を替えてくれなかったのがもったいなかったです。一生懸命頑張ってくれましたし、能力の高い馬、また頑張っていきたいですね」

【2走前結果・レース展開】

安田記念・4着(0.2秒差)
M(ミドル)平均型 SP持続・瞬発型 46.0-45.4
 
ややスロー寄りの平均ペースからのSP持続力勝負。4角から直線半ばで11秒台前半の加速を問われる形で、直線で高いレベルの加速を引き出せるかどうかが勝負を決めた感じ

【2走前予想コメント】

マイルで良さ・楽しみ
【調教】軽快な動き目立つ
【直前・変わり身診断】A・前肢のタッチの軽さが印象的、中間は活気にあふれて気配上向き 
★東京初コース、対応カギ 前走直線で包まれ気味 前走マイルで新味見せ要警戒

【2走前決め手】

中団からしぶとく伸びきるも・直線の反応と瞬発力で見劣りの感

【2走前個別レース回顧】

発馬五分から中団中目追走。道中は中団で折り合って進めて、3~4角は中団馬群の中を通して回り、4角で動き出して直線へ。直線は馬群の中からしぶとく伸びを見せつつ外目に誘導されるが加速で他馬との違いを作り切れずにジリジリとした伸び脚。それでも最後の1Fでもうひと伸びを見せて前に迫ったが0.2秒差の4着まで。

中団で貯める形から直線でしぶとく差し込んできた形。前走でマイル適性の高さを見せてきたが、今回は直線でかなり鋭い脚を使わないと厳しい展開であり、その中で反応と瞬間的加速で少し見劣る格好になっている。それでも4着と言えども0.2秒差であり、ある程度のレベルで対応出来ている点は評価。最後はもうひと伸びを見せている点からももう少し距離を伸ばしても良さげには見せる。

【2走前関係者コメント】

(西村淳也騎手)「状態は良かったですし、ゲートは前回より出ました。あの子の競馬をしました。最後まで良い伸びでしたし、マイルのGIで差もなかったですからね。いつかこの馬と大きい舞台で勝ちたいです」

【3走前結果・レース展開】

マイラーズC・2着(0.0秒差)
M(ミドル)平均型 SP持続型 46.1-45.4
 
平均ペースからのSP持続力勝負の展開。終始11秒台半ばを連発するラップで、最後1Fでも11.5秒と全く落とさないラップ推移。かなり高い次元のSP持続力勝負となった印象。

【3走前予想コメント】

【休み明け初戦】1600で新味期待・長い末脚生かせれば
【調教】久々も動き軽快
【直前・変わり身診断】A・滑らかな脚捌きで軽快い登坂
★休み明け初戦 距離短縮対応カギ 初マイルで新味出るか

【3走前決め手】

直線包まれ気味で立て直すロス・距離、馬場への対応力見せ

【3走前個別レース回顧】

若干出負け気味から中団中目を追走。道中は中団中目で折り合うような格好から、中団馬群の中でいい手応えのまま3~4角から直線へ。ただ直線入口から序盤で若干包まれ気味。半ばで外に持ち出すロスが生じるも、最後1Fで外から伸びを見せ始める。最後1Fは残り100mからゴール前にかけて外からいい脚で伸びきったが、さらに外から来た勝ち馬(シュネルマイスター)にクビ差交わされたものの、自身も最後は3着馬を捉えきって2着を確保した。

直線は立て直すロスが合ってクビ差の2着で、直線で真面なら勝利まであったかも…と思える内容で見所は十分。また最大の焦点でもあったマイルへの距離適性の問題でも、前半46.1秒の流れを全く問題とせずに追走できたし、更にこの流れを追走しても最後もしっかり伸びきって1.31.5のタイムで走破。マイル適性を見せた上に、相手関係からみても勝ち馬(シュネルマイスター)相手に遜色のない競馬を見せたのは大きい。更には高速馬場への対応力も再認識できたし、今後は1600~2000mあたりでの活躍が見込めると思う。

【3走前関係者コメント】

(西村淳也騎手)「いい伸びをしてくれて、初マイルでもいい競馬をしてくれました。操縦性に優れた馬だと思います」                                (杉山晴紀調教師)「マイルの適性を見せてくれて、選択肢が広がって良かったです」

【天皇賞秋に向けてのポイント】

今年に入ってマイル路線で好走を見せるなど新たな一面を見せつつある馬だが、本質的にマイルが合うかどうかはまだ少し微妙な所。ただマイルでスピード負けしていないので、ここでも高いレベルのスピード勝負になれば結構面白いかもしれない。要注意。

【注意事項】
前走予想コメントは専門誌のものですが、事前予想、★欄のコメント、競走馬の前走決め手、前走個別レース回顧は私個人の見解のものです。また前走決め手、前走個別回顧、前走関係者コメントは過去にレース回顧で掲載されたものです。

また前走が海外競馬、地方競馬、重賞以外のレースに出走していた場合、前走決め手、前走個別回顧、前走関係者コメントの掲載はありません。また一部の重賞競走ではレース回顧をしていないケースもあり、その場合も決め手、回顧、関係者コメントは掲載しておりません。

☆競走馬特性面についての注意事項


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