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チャンピオンズカップ 2023 予想 ◎テーオーケインズ

中京のダート1800mが舞台となるので、3~4角で少しペースが緩んでからの直線の再加速戦の形になりやすいレース。だからと言って後半型の競馬になりやすいわけでもなく、意外と前後半のバランスが取れた中での勝負となる傾向にある。直線半ばで加速を問われる形になるので加速力の有無は気にしたいが、それでも前半の位置取りや最後1Fの持続力の有無など、全体的な総合力の高い馬を選びたい。なんか中途半端な切り口のように思えるだろうが、実際にこのレースで上位に来るタイプは持続勝負の総合型というタイプが多いだけにね…。

今回の出走馬で特性面での総合型が居ないのだが、高い後半の総合力を備えている◎テーオーケインズを本命としたい。

一昨年の覇者でもあるし昨年は0.3秒の4着。実績が示すように中京コースの適性の高さは疑いようが無いし、後半4Fを48秒台前半で走れる後半要素の高さを持っている馬。現状前後半のバランスが取れた中で結果を出している馬だし、JBCクラシックよりかは落ち着いたペースになりやすい中京コースというのはかなりの好都合。

ただ戦績を見るとここ数戦でが物足りない内容という感じで、JBCクラシックでノットゥルノに、帝王賞でメイショウハリオ、クラウンプライドにそれぞれ僅差で敗れている。この辺りは中央のダート(しかも得意の中京ダート)に戻って…という点と、さらに距離が短縮された1800mで逆転出来ると見る。

後は他の相手関係の話になるが、新勢力のセラフィックコールと未対戦のレモンポップとの力関係をどう見るかになる。セラフィックコールは現状では後半持続力型に寄っている馬で中京の再加速戦となるとそこまでの信頼度は無いし、レモンポップの後半要素は脅威だが距離が1800mとなってそこまで高い後半要素を引き出せるかどうかは微妙な所だろう。力関係においての最大の焦点は、昨年のレースで差し届かなかったクラウンプライドだけ。それでもこの馬の後半要素と総合力の高さに期待して本命としたい。

相手筆頭は当然○クラウンプライド
前半要素での強みを生かした上にさらに要所で加速も引き出せるというタイプ。当然中京コースに合いそうな特性面を持っているし、実際昨年のこのレースでクビ差2着の実績があるのは強み。ある程度流れる展開になっても加速出来るので、先行争いが激化して流れる展開になった方がより強みが生きてくる事になる。現状ではちょっと総合力タイプという印象は無いものの、特性面からは中京コースであれば信頼度そのものは結構高めと見てこの馬を対抗評価。

3番手は▲アイコンテーラーを抜擢。
ダートに転戦してからの3戦が内容のある形で、前走は牝馬限定と時計の掛かるダートという条件の中で強さを見せた点を評価。元々左回りは得意にしていて中京の1800mという条件を問題としないと思うし、この大外枠も必要以上に砂を被らないという点で見ればマイナス要素にならない感じもある。2走前のシリウスSを見ても持続力勝負寄りになると後半の甘さが出るかもしてないが、中京1800mで少し緩めの流れになるようなら出番があってもいい感じ。他のダート実績馬と比べるとそこまで強気になれないものの、馬の特性面と中京コースの適性面そのものを信じて上位候補の一角に入れたいと思う。

連下は春先のUAEダービーの実績だけが頼りの△ドゥラエレーデ、持続力勝負寄りになった場合に出番がありそうな△ハギノアレグリアス△セラフィックコール、最内枠からの立ち回りが噛み合っての浮上があっていい△メイクアリープまでを連下候補としたい。

◎テーオーケインズ
○クラウンプライド
▲アイコンテーラー
△ドゥラエレーデ
△ハギノアレグリアス
△セラフィックコール
△メイクアリープ

【買い目】
馬連:◎○▲ BOX
3連複:◎○▲軸 △流し
(馬連3点 3連複13点)


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