天皇賞秋 出走馬個別メモ エヒト


エヒト

【競走馬特性面】

M2 【SP持続力・持続型】【後半型】【持続型】【コーナー加速型】
【専用メモ】
コーナー加速良
【所感メモ】阪神内回りで良さ引き出す? 比較的長く脚を使えるタイプでロングスパート戦向きの印象があり、持続ラップで持ち味が生きる印象
【最終更新日】2023.8.14

【前走結果・レース展開】 

オールカマー・11着(1.0秒差)
S(スロー)後半型 SP持続・失速型 61.1-58.5
 
前半はスローの流れで前半1000mは61.1秒。しかし後半5F目から急激にペースが上がってそれがゴール前まで持続する形で後半1000mは58.5秒。流石に最後1Fでガクッと落ちる形になるが、後半5Fのロングスパート戦という展開

【前走予想コメント】

流れ乗り再度・期待している
【調教】好調持続
【事前予想】コーナー加速型で比較的長く脚を使えるのが魅力な馬なので、中山2200mコースはピッタリの条件。相手強化も地力強化と絶好の舞台でどういう走りを見せるかに注目

【前走決め手】

3~4角外から動く・直線伸びきれず・コーナーの加速で見劣り

【前走個別レース回顧】

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【前走関係者コメント】

(菅原明良騎手)「ローシャムパークかマリアエレーナの位置が取りたかった。少し後ろになってしまった。もう少し出していっても良かった」

【2走前結果・レース展開】

小倉記念・1着(-0.4秒差)
M(ミドル)平均型 SP持続型 46.6-47.2

ハイペースよりの流れの中でのSP持続力勝負。中盤以降は11秒台後半の持続ラップで、高いレベルでSP持続力の勝負。高速馬場という事もあり、純粋なスピード要素の勝負になった印象

【2走前予想コメント】

上積み十分で・外枠の方が?
【調教】フットワーク軽快
【事前予想】特性面と想定される展開の適性面では推せそうだが、コーナーの加速を引き出せるかどうかが鍵。58キロも若干見込まれた感もあって…

【2走前決め手】

出負けも序盤でリカバー効く・SP持続力勝負で他馬を圧倒

【2走前個別レース回顧】

発馬直後に接触等もああってやや出負け。それでも押して押して前に行って1角までに好位内目までリカバー。道中は終始好位内目で流れに乗って、3角手前からジワッと動き出して行って3~4角もそのまま内々を立ち回って進出。4角内から仕掛けて一気に前との差を詰め、直線入口では内から2番手まで押し上げて直線へ。直線も内目から加速を見せて、最後1F地点で逃げるテーオーシリウス(2着)を捉えて先頭。そのままゴール前で伸びきって後続を突き放す形を見せて後続2馬身半の差をつける完勝だった。

序盤は出負けの影響もあったが押して好位を前に行った事でリカバーのは効いたし、終始内々で上手く立ち回れたという面もある。それでも58キロのハンデもあった中で高い次元のSP持続力勝負で後続に2馬身半の差をつけた意味は大きい。まぁペースの緩急が無く序盤から比較的流れる展開になった事が最大の勝因だろうが、それでも手薄なメンバー構成とは言え2馬身半の完勝ぶりと1.57.8の時計面は十分に評価できるもの。長い直線で加速を問われる形が不向きなタイプなので秋の大一番(天皇賞秋)のラインは厳しいかもしれないが、小回りで2000m前後の舞台なら今後も期待できると思う。

【2走前関係者コメント】

(川田将雅騎手)「返し馬の雰囲気は良かったんですけど、ゲートがあまり得意な馬ではないので、こうなることも想定しながらということでした。やはり出ることができず、ポジショニングが悪くなりそうだったので、そこはちょっと本人には無理してもらって、だいぶ動かしながらポジションを取りに行きました。ポジションを取ってからはとても雰囲気良く、リズム良く走れていたと思います。海外では思うような結果を得ることはできませんでしたけど、今日改めてこうしていい雰囲気で4コーナーを走ってくることができ、直線もしっかり動いてくれましたので、本来の走りができたんじゃないかと思います。このぐらいの距離でこうやって安定して、素晴らしい成績を収めてますので、もう少し長い距離でも走れるとは思いますが、今日もゲート以外は上手に走ってくれたなと思います。僕はこの後小倉に来る予定がなく今週だけなので、とてもお客さんが多い中楽しんでいただけたらという思いで今週乗りました。こうしてメインレースもエヒトが勝ってくれましたので、九州のファンの皆さんにも喜んでいただけたんじゃないかと思います」 

(森秀行調教師)「1コーナーで頑張って押していってくれた。内枠(2枠3番)はいやだなと思っていたけど、結果的に良かったのかな。(58キロの)ハンデは(他馬と比べても)重いかなと思ったけど、重量は(この馬には)関係ないからね。確実に力をつけている。前走は状態も良かったけど、内枠(1枠1番)で結構待たされたからね。丸っきり(ゲートを)出てないからね。前回は外に出して行くところもなかった。距離はもっとあってもいいと思う。2000メートルは忙しいかな。使っているので、休ませて秋に備えます」

【3走前結果・レース展開】

七夕賞・8着(0.7秒差)
S(スロー)後半型 後半SP持続型 48.1-46.7

スローよりの流れから後半4FのSP持続力勝負の展開。中盤で12秒台半ばのかなり緩む形になって、純粋な後半SP持続力勝負と言う感じ。3~4角地点で11.6-11.4秒という速いラップになっていて、コーナーの加速と道中の位置取りが重要になった印象

【3走前予想コメント】

【休み明け初戦】連覇を目指し・久々を感じるが
【調教】久々も力強く
【事前予想】---

【3走前決め手】

出負け、中団後方内目・3~4内目通す・直線伸びるも差し届かず

【3走前個別レース回顧】

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【3走前関係者コメント】

(田中勝春騎手)「今日はスタートで出なかったね。流れもよくなかった。これを使ったら、次は良くなるんじゃないかな」

【天皇賞秋に向けてのポイント】

相手が一気に強化されたメンバー構成でどこ迄やれるかが最大のポイント。ただ高速馬場のスピード勝負の形を得意としており、ある程度の位置で流れに乗れれば…という期待感が僅かにあるのだが、平均持続ラップの形にになる事が絶対条件になる。緩めの流れで直線の加速勝負になると分が悪い印象。

【注意事項】
前走予想コメントは専門誌のものですが、事前予想、★欄のコメント、競走馬の前走決め手、前走個別レース回顧は私個人の見解のものです。また前走決め手、前走個別回顧、前走関係者コメントは過去にレース回顧で掲載されたものです。

また前走が海外競馬、地方競馬、重賞以外のレースに出走していた場合、前走決め手、前走個別回顧、前走関係者コメントの掲載はありません。また一部の重賞競走ではレース回顧をしていないケースもあり、その場合も決め手、回顧、関係者コメントは掲載しておりません。

☆競走馬特性面についての注意事項


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