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◆C.S.パースのいう連続性すなわち無限に汲みつくしえない要素からなる、という性質あるいは世界像は、如来性すなわち如々として来たる、という観念と同じであるように思われる。「可能性の宇宙に非連続的な印を付けている」(パース『連続性の哲学』122頁,岩波文庫,2001)。

◆仮現実の一側面.ハムレットが言う。アレグザンダ大王の亡骸が土塊となって粘土と化しそれがビール樽の栓となる(シェイクスピア/福田恆存訳『ハムレット』190頁)。人は仮に和合している今を固定してそれを現実と捉えている。実際は捉えようした瞬間にはすでに対象は認識をすり抜けている。