エゴン・シーレ展へ。19世紀末ウィーンの画家に20世紀末に大学生だった私は夢中だった。生と死、自己と他者、肉体と精神、自信と不安…振り幅の大きい振り子をどこでバランスするか。シーレ自画像に表れた曲芸のようなバランスに魅かれた。ヒリヒリする若気。今は、風景に見るバランスが心地良い。