人気の記事一覧

歴代の原子力規制委員会委員長(田中俊一さんと更田豊志さん)は、本道の原子炉核熱流動の専門家ではなく、原子力の傍系であり、原発の本質が分かつていませんが、いまの委員長の山中伸介さんも、原子炉燃料の研究者に過ぎず、傍系であり、原発の寿命延長を論じられるほどの知識は、ありません。

(続き)私は、原子力規制委員会委員長の考え方に疑問、理由は、軽水炉の寿命の支配的要因は、運転期間、すなわち、炉心から原子炉圧力容器のベルトライン領域(炉心の真横)に漏れる0.1MeV以上の高速中性子の数(照射量)に依存しているためで、停止期間中の金属の腐食やケーブル劣化は二次的。

(続き)原子力規制委員会委員長は、記者会見し、停止期間中でも経年変化(劣化)しているため、停止期間を考慮した運転期間、すなわち、特別措置での寿命延長には、否定的でした。

(続き)更田さんの判断は正しいと思います。福島事故は、原発をできるだけ多く建設したい政府政治家の主導の下で発生した必然的帰結であり、そのことの教訓から、国民を守るため、政治的・経済的要請を完全に無視すべきです。妥協すれば安全崩壊。

7月4日付trovatoreさんのコメントへの回答。原子力規制委員長の更田さんが、「電力不足など社会・経済的要因は、考慮しない」との発言の真意は、「そのようなことを対応するのは、政府政治家の責任であり、規制委員会は、それらと関係なく、工学的安全性審査だけで判断する」と言うことです