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調子に乗って、ノンアルコールビールや特保のお茶をケース買いすると、半年後くらいに後悔する。 やはりビールの方が美味しいし、ただの緑茶の方が飲みやすい。 だから、納戸にて箱が置き去りになる。 賞味期限が切れた頃に必ず気付き、急いで飲もうとする運命。

冷凍庫を開けると、台湾まぜそばがあったのでやったと思う。 出掛けずに食べられるのはラッキーだ。まるで野営キャンプで見付けた食材のよう。 もりもりと食べるが、あっという間になくなってしまう。切ない。 その後、賞味期限の切れたカップラーメンに油を注いだ。

猛暑日と伝えられる中で外に出ると、暑さで頭がクラクラする。 古びたアパートは網戸越しに中が見え、暗い中段ボール箱の向こうに、誰か寝転がってスマホを見てる。 勝手口に座るおじいさんは口を開けたまま、外を眺める。 みんな暑さが止むのを祈るように待つ。

バスの前の女性はおでこをマッサージしている。 手元には、スマホ。きっとそういう動画なのだろう。 健康番組で腰痛予防や痩せるなど、様々な方法が紹介されている。 その時はやってみようと思うが、その時だけになるのは確実。 すぐに別の動画に変えていた。

昼御飯を買いに出掛けた母は、沢山の袋と一緒に帰ってきた。 頼んでいたコンビニの冷やしラーメン。 他に王将の餃子とエビチリ、天やの天丼があった。 前に美味しそうに食べてたからが理由らしい。 昔は子供ながらに「えー、これだけ?」と言っていた。今夢叶う。

ダンプカーの陰から雨合羽を来たおっちゃんが、行き交う車をすり抜けた。 その先にあるのはコンビニ。 雨の中、少しくらいは融通を利かせてくれよと言わんばかり。 天気が悪いと事故も多そうな気がする。自己が強過ぎて。 車同士でも多少気性が荒くなっている気がする。

麻婆春雨は自分の意識をなくす程、夢中で食べられる。 ラーメンではなく、焼きそばでもない。あの中間の立ち位置がとても好き。 お酒を飲んであれが出てきたら、何も覚えてないくらいの勢いで皿に頭を重ねるだろう。 たまにこの世からなくなってないか不安になる。

猛暑の季節は昼と夜を逆転すればいいのにと思う。昼寝て、夜仕事をする。 昔、小沢健二さんが昼社会と夜社会の世界があったらというエッセイを書いていた。 夜8時出勤、午前5時退勤にしてみる。 ダメだ、明るいから飲み会が長引いて出勤に間に合わない!光はすごい。

役所の片隅にはいくつもの種類のチラシが置かれている。 ご自由にどうぞととも書かれていないから、チラシはそのまま古くなっていた。 薄暗い中で置かれたチラシ。誰にも出会わずに処分されるようで切ない。 宣伝不足のための税金の無駄。作り手も作るだけで満足。

バスから降りる時、二方向から人が一箇所のドアに集まる時、割と日本人はお互い譲り合う。 だから、人はさも当たり前のように、右の人、左の人と交互に出口を出る。 もうすぐ降りられるのは確実だからか。 これが駐車場なら話が違う。 割り込みにはとんでもなく厳しい。

自宅へ帰ってから仕事することが、僕はできない。 誘惑よりもやる気が起きないからである。 そこそこに切り上げ、残りは自宅でやると言い残して帰る人もいる。 当人がやっても、やらなくても、仕方ない。自宅でやる気なんて誰も起きないもん。ドヤ顔しなければ。

夕方自宅兼個人事業主店舗の前で、男二人が小さくバーベキューをしていた。 小さな椅子に二人向かい合って座り、網には焦げたウインナーがまだ焼かれている。 コンクリに置かれたレモンサワー。 職場でも仕事とプライベートを切り分けて楽しんでてすごいと思った。

日曜を取り返すがごとく、 #星野源 のラジオを聴きながら、風呂に入る。 久し振りに湯船にどっぷり浸かるのが嬉しい。 ネットがない学生時代はひたすら湯船でカラオケみたく歌っていた。楽しかった。 この忙しい現在は、ネットでラジオを聴いて、寂しさを紛らわす。

有楽町線に揺られていると、高校生の男女5人が席に座っている。 男3、女2の絶妙な人数。一番端の男は、恥ずかしいのか、あまり関わらない。 そんな休日を高校生の頃したことなかったなと、しみじみ思う。 東京だから?今の世代だから? 人間は進化してる気がした。

競馬の実況中継を聴きながら、ビールの小瓶を飲むおじいちゃんたち。 とても優雅な昼下がりだと思う。 僕は競馬の趣味はないから、熱中できる分野があるおっちゃんを少し羨ましく思う。 それにしても、何か分からないのは変わらない。 得てして、趣味ってそういうものか。

朝の青空を見上げると、半分の月が高く残されていた。 僕らをどういう風に見ているのだろう。 今日が上手くいくようにそっと祈る。 ただ、月からしたら、ただ自然の摂理に従って浮かんでいるだけ。当然僕らのことは知らないのかも知れない。 だけども、僕はそっと願いを重ねる。

株主優待券のスクラッチを剥がし、ネットで番号を入力する。 机をは先月使用したものがまだ残っている。 二つの違いは番号くらい。 気を抜くとどちらが使用済みか分からない。 先月のものを折り曲げ、その違いを演出した。 デジタルが進んでも、人間はまだアナログだ。

朝から賞味期限の切れたシュークリームを恐る恐る食べる。 シューを食べていると、その香ばしさである場所を思い出した。 保育園の時に熱を出したため行った大きな病院の売店。 何故かは分からない。そこは生菓子は売ってなかった。 だが、しっかり記憶に蘇る。

朝から強めの雨が降っている。 落ちてくる雨粒で強弱は判断できるが、どのくらいかはやはり説明できない。 バス停の側溝には勢いよく水が流れている。ようやくとめどない雨水と分かる。 ぼんやり生きている気がする。一時間何mmの降水も後から分かること。

昼過ぎに意地汚く食べたパスタがまだお腹に残っている。 昔と変わらず沢山食べられるが、消化は悪くなってる。 旅行中は沢山歩いても筋肉痛にはならないが、今日は疲れ過ぎて寝ていた。 少しずつ体は変化してきている。 そんなことないと思える現状と後からくるダメージの狭間で。