休憩にさまざまに手に取る本の中にハン・ガンの『すべての、白いものたちの』(斎藤真理子さん訳)があります。「ある記憶は決して、時間によって損なわれることがない。苦痛もそうだ。苦痛がすべてを染め上げて何もかも損なってしまうというのは、ほんとうではない。」という言葉、留めておきたく。