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私は、社会を敵か味方か、原子力推進か反対かという視点や価値観で見ているわけではなく、国際的に採用されているASME技術基準を基に、産業事故の分析をとおして、より安全な社会制度と技術構築に努めており、あえて言えば、古い呪縛の否定をとおし、より良い体系の構築に努めているだけです。

私は、工学理論とASME技術基準に基ずく判断に立脚し、たとえ、原告側の要請であろうが、被告側の要請であろうが、証人になるつもりですが、党派性の強い、思想性第一主義の側には、インチキ側には、絶対に、立つつもりはなく、むしろ、軽蔑します(拙著『原発裁判』、潮出版、2011)。