「葡萄の島に着いたソルフィンしゃんたちは、拠点作りを始めたでち」 夜、その拠点へ忍び寄る人影。槍と弓で武装した先住民だ。 「こらぁ、何するでちかぁ!」 ちょうど夢渡りで来てた霊体のシャルロッテが、お化けに扮し追い払う。 「助かったよ」 「ちょっと、様子を見てくるでち」
「奴らは夢見の宝珠を恐れ、現実の世界で俺達を亡き者にせんとした」 「大変だったんですねぇ」 長靴半島を襲った、魔王軍の脅威。話を聞くエルル。 「大砲の弾が飛んできたとき、シャルロッテちゃんがみんなの願いを束ねて街を守ったんでちゅよ!」 その結果、発展した街が見えてきた。
馬車の旅は、峠越えの道を行く。日も暮れてきた。 「キャンプしましょお!」 クワンダも手伝い山の石を組み、手際良く即席のかまどを。 エルルとシャルロッテは堅パンとスープを煮込み、仕上げは。 「おいしいでち!」 「揚げ玉ねぎがあればぁ、獅子にもなれるぅ!」 楽しい高原の夜。
140字の文章が、なぜ本格RPGなのか? 選択肢を選ぶのではなく、つくる。 物語を見るのではなく、表現する。 他人任せではない、自分の手で。 RPGは、創作そのものだ。 想像力で、プログラムの呪縛を打ち破ろう。 最も手軽な本格RPG、それが140字RPG。
先住民の集落から、シャルロッテの霊体が帰ってくる。 「ソルフィンしゃんたち、ブリテンの仲間と思われてるみたいでちゅ」 以前、彼らは先住民の聖地であるムウの遺跡に入り、秘宝を盗んだ。 ムウの遺産、七海の瓶。 「もう夜明けでちね」 「貴重な時間をすまない。埋め合わせはするよ」
最も手軽な本格RPG。それが140字RPG。 ワンシーンが140字小説のスタイルで、AI生成の挿絵をつける。 俳句の如く絞り込んだ表現で、あなたのキャラクターの人生を描こう。 大作よりも、ファストカジュアルなRPGを。