秋、海に行った。沈黙も心地いい大好きな人と海に行った。フィクションのようには思い通りに行かない冒険だったけれど、自分らしく呼吸させてくれる友人たちと、置き忘れた夏の名残と、それでも吹き抜ける秋。風に踊るシャボン玉と、砂浜に突き刺したチェキと、山に隠された夕焼け。ていねいなくらし。