Children are resilient.(子供は何にでも対応できる)と言っているのを聞いて、一度で覚えてしまった。そして決して忘れない。思い出そうとする場合、記憶の中で「弾力性」という日本語の周辺を探しているのではなく、childrenという言葉の周辺を探しているのである。
人間はきわめて多くのことを記憶できる。問題は、それらの大部分が検索できなくなることにある。つまり、蓄えてはいるけれども、引き出せなくなるのだ。