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章回小説と詩 -11  次に紹介するのは三國演義です。日本では三国志演義と呼ばれる事が多いですが、最近は原題そのままに三國演義と呼ぶ場合も増えてきました。本作の詩には歴史や社会の状況や英雄の描写などが生き生きと表現されています。

章回小説と詩 -14  今回も紅楼梦からご紹介します。序盤で甄士隠が見た夢から帰還した時の対句になります。夢の中で迷い込んだ異世界で見かけた僧と道士は人界に転生する三者について話していますが少しだけ話を聞く事ができます。甄士隠が夢から醒めると舞台を人界に移して本編が始まります。

章回小説と詩 -13  今回からは筆者のお気に入りになった詩に焦点を当てていきます。まずは、紅楼梦から。物語序盤で、甄士隱が、旅の僧からひとり娘の英蓮が悪い運を背負っているので保護のため貰い受けたいと言われ、思わず断った時に、僧がその様子を見て高笑いしながら口にした詩です。

章回小説と詩 -15  紅楼梦の第五回の詩を見ていきます。この回本作が「紅楼梦」と呼ばれる由来になったともされます。主人公賈寶玉は夢の中で異世界太虚幻境に行きます。警幻仙姑はそこで新曲として紅樓夢十二曲を披露します。賈寶玉はその意味が理解できず、警幻仙姑に呆れられてしまいます。