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【地味な観光協会推奨 地味観な名店⑬】中華料理大龍飯店 テントが原型をとどめていないからといって廃業と決めつけてはいけない。声が大きい常連だってやってくる。黒塗りが多いメニュー、ここを開けるなの張り紙、だるそうでアンニュイなマスター。全てが揃っている。しかもトンカツの餡が激ウマ。

【地味観の目⑱】破れテント多数 中華料理ひので かつて商店街であったで通りにその店はある。名前は「ひので」だが、その姿は「落日」。そのうち、何かに生まれ変わるのであろう。他の店舗のように。しかし、落日がなければ、ひのでもまた、ない。そんな当たり前を教えてくれる。大正区三軒家西。

【地味観の目⑭】破れテント多数 鮨・一品料理 多津美 すごいですね。上手にむけなかったなんかのようにテントの枠のとこにちょっと生地が残っています。かろうじて「鮨」の文字が読めます。テント以外はきれいにしてはるんですが、外見より中身で勝負の心意気。平野区加美正覚寺2丁目。

【地味観の目16】破れテント多数 谷村釣具店 「釣る身になって作る仕掛」とはなかなかのコピー。地元の役もしておられる名士。たぶん。テントが破れてるのはもちろんだが、残った部分が変色している。釣る身になったはよいが、釣られる側からの襲撃を受けたのでなければよいが。西成区天下茶屋2

【地味観の目11】破れテント多数 考現学の創始者今和次郎たちが行きつけだった食堂では、欠けた飯碗にごはんを盛っていた。今たちは、出された飯碗をスケッチした。考現学の展覧会で「カケ茶碗多数」として発表された。考現学の流れを勝手に汲んでる地味観では、「破れテント多数」として収集する。

【地味観の目15】破れテント多数 デラックスドライクリーニング 萬代屋 この物件に選挙のポスターを貼らない方がよかったかも。だって、テントと同じように“やぶれました” この候補者の義祖父が大阪万博のときの府知事。義父が国会議員。テナントの前にテントを募集したいところ。阿倍野区北畠

【地味観の目12】破れテント多数 TEA ROOM ヒロ テントが破れていて、テントもこの色調。メニューも古そうだ。自転車はお客のじゃない感じで、生活感がめっちゃ出ている。これは、「喫茶店遺跡」と思ったら、とんでもない。現役バリバリの喫茶店でした。ごめんなさい。地下鉄玉出駅近く。