芸術に理解のない人が上に立つとヤバい。まず、人と人の共通益とは、心を動かすもので多くの人の不平不満や願いを具現化するのが彫刻であり建築物であり音楽だ。芸術教育というと尊大なきらいを与えそうだが、芸術への理解・教養が思わぬ繋がりや経済的循環、そして人を育てる可能性は無視できない。
政治に意見する論壇に大きな反駁をするのは、偏にSNSやブログの有象無象の積み重なりとなる声である。民意、というものを抽象的なものから具体的・実質的な意見として切り抜くには実は幹となる定見が求められるのではないか。世論を語るのに、枠となるフレームから選出される声があると思う。