年間平均炉心損傷事故発生確率

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1990年代半ば頃の世界の軽水炉の年間炉心損傷事故発生確率の値は、確率論的リスク評価手法の修得のレベルにあり、数値の意味よりも、数値が出せることに意味があり、日本では、原子力機関(原研や安解所)で、試計算がなされていたのは、1980年代後半から2007年(原子力基盤機構が地震起因の試計算)までで、安全審査に本格的に採用されたのは、2012年以降の新規制基準適合安全審査から、・・・1980年代後半の米国の現状をNUREG-1150(1990)より読み解く

研究ノート 私は、原子力規制委員会が、なぜ、東北電力の女川原発2号機に合格証を出しのか、理解できず、IAEAが、定めた年間平均炉心損傷事故発生確率の国際基準10Λ-4に基づくのであれば、10Λ-4には、根拠はなく、あえて、根拠を挙げれば、10Λ-4にしないと、ロシアの原発を救済できないため、国際間のバランスを保つためであり、先進国は、10Λ-4よりも、はるかに小さな値が義務づけられたはず、原子力規制委員会と東北電力と宮城県知事と地元自治体首長は、10Λ-4の意味を本当に理解できているのか、問題提起したい

研究ノート 地震起因の年間平均炉心損傷事故発生確率の評価が本格化したのは、原子力規制委員会が実施した2012年以降の新規制基準適合安全審査からであり、審査の過程で、初めて、確率値が示され、地震地帯のどの原発でも、ファクター×10Λ-5と厳しい値であり、四捨五入したならば、10Λ-4となり、全体の確率は、内部事象(機器故障など)+外部事象(地震など)=10Λ-4となり、ロシアの原発並みに良くない値になり、新規制基準は、意図に反し、世界一優秀な原発ではなく、世界一良くない原発の証明手段

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研究ノート 新規制基準適用後の女川原発2号機の確率論的リスク評価による内部事象リスクと外部事象リスクと全リスク、さらに、浜岡原発3号機と4号機のそれらについて推定・考察

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