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【百年ニュース】1921(大正10)7月27日(水) 秋田県能代市の豪商,井坂直幹が死去,享年60。水戸藩士,自彊舎・彰考館を経て慶應義塾へ。福沢諭吉宅に寄宿し優秀な成績を修める。時事新報のち大倉組入社。能代に派遣後に独立,秋田木材を創業。電力,鉄工など事業を拡大,地域発展に貢献。別名「木都の父」。

【百年ニュース】1921(大正10)4月10日(日) 大倉組副頭取,大倉土木(現大成建設)会長の門野重九郎が中国公使に任命されるとの噂話を東京日日新聞が報じる。門野は旧鳥羽藩家老門野亘理二男。慶應義塾から帝国大学工学科出て米国ペンシルバニア鉄道に勤務。のち1897(明治30)大倉喜八郎の知遇を得て大倉組に入り,ロンドン支店長を長く務めた。1909(明治42)大倉組副頭取となりNo.2として大倉を支えた。東京商工会議所会頭,日本商工会議所会頭等を歴任。