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未来が見えてくる年齢と7年周期

こんにちは
ホメオパスのこおろぎです。

今回はシュタイナーの人生の7年周期について。

シュタイナーは人の生きる時間を7年ごとに区切って考えています。
0歳から63歳まで、全部で9つの期間に分けています。
若い成長期はともかく、大人になったらそんなに変化あるかな、とはじめは思いましたが、よく考えたら大人の時間の方がはるかに長いワケで。
大人になってからの変化や成長は、深み、まるみ、巧みさ、規模の大きさなどなど、若いころとはまた違った面が現れますね。

☆シュタイナーの人生の7年周期
第1期 0歳から7歳 物質体
模倣する存在。周囲と自分の間に垣根がない。
知的教育や正しさより、創造性を促したりお手本として働きかけるころ。
この時代の遊びの独創性が、20歳以降の独自の判断になって表れます。

第2期 7歳から14歳 エーテル体
生活を通して「リズム」を身につける時期。音楽的才能も発展。
生死について感じる時期です。「人間の一生の美しさと深淵を知る」ころでもあり、偉人や祖父母の一生涯の話をするとよい。
人への尊厳が育たないと、他人の人生を軽んじてしまうのです。

第3期 14歳から21歳 アストラル体
良い悪いの判断は遅ければ遅いほどいい、とシュタイナーは言っていますが、この時期に判断、批評の概念が大きく育ちます。
世界について、周囲について学ぶのにもっともよい時期。
ただ、本当に自分の判断ができるのは22~24歳になってからとしています。

第4期 21歳から28歳 自我
これまでは自分を生きる土台を形成する時期でしたが、ここからは自分で考えて行動するようになり、自我が確立します。
28歳ごろに才能の壁にぶつかることが多く、以降は自分が努力しないと心や魂は発展しないとしています。

第5期 28歳から35歳 分岐点1
人生の発展を63年とするとその中心にあたる時期で、自我が魂の活動に深く入り始めます。
才能に頼って生き抜く時期が終わり、努力によって理想を追求するか、俗っぽい人間へ変身するかの分かれ道のとき。
多くの人にとって新しい理念との出会いが用意されています。

第6期 35歳から42歳 分岐点2
魂が自立し、経験は知恵に変わります。
もはや感情的な喜びでは満足できず、自分の力で努力しないと魂に何も生じない時期で、内面の変化が表に現れてきます。
人生の意義を見つけられず心理的に没落するか、見出して生産的な後半生を送るかの分かれ道のとき。

第7期 42歳から49歳 混乱の終わり
前の7年の「危機」の後の、生産・革新・創造の時期。
忍耐や魂の温かさを発展させること、新しい人間関係や自信を得るとき。
この時期に能力を見極めることで、自己実現が可能になる。

第8期 49歳から56歳 平安・安定
自分に与えられた本当の課題を実践する時期。
前の7年で課題を見出さないと物質的生活を送るしかないが、逆に人生を「絶えざる発展」とみなした人は再び創造力のピークに。
広い視野、些細なことにこだわらない、柔軟性とユーモア、知恵と光、新しい挑戦。

第9期 56歳から63歳 収穫期
56歳を迎えた時点で実現していない希望を再点検する時期。
物質的(身体)感覚の衰えに対し、精神的な感覚は冴えてくる。
内面に向かう時期で、精神的な指導者になりうる時期。
今までの自分の努力の成果を刈り入れる人生の収穫期。

63歳以降は、人生のギフトです。

話は少し変わりますが、以前シュタイナーの学校の模擬授業を受けたとき、人生のうちで「未来が見えてくる年齢」があると聞きました。
その年齢は…
18歳半
37歳
55歳
だそうです。いかがですか?
この年齢のころ、どんなことがありましたか?

わたし自身を振り返ると、人生の転機直前でしたね。
未来が見えてたかは、あやふやなのが残念!
まだ最後の55歳が残っているので、その頃になったら注意深~く過ごして(笑)、ぜひ未来を感じたいと思います。

こおろぎ ゆきこ
Holistic Roomはしわたし/日本ホメオパシーセンター羊蹄倶知安
https://fb.me/hashiwatashi.yk

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