凜としてて遥かなもの

けっこうな青空の下で割と素直に眠る。

それは美しくて透き通るような肌。

かすかに果実の甘い香りもしてくる。

私はそれを命がけで守るけど、それはするりと抜けていく。

抜けていくたびにそれは形が大きくなって、もう守ることもなくなった。

今度はだんだんと私が守られるようになって

きっと走馬灯は賑やかになる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?