【短歌】青年と刺青【五首連作】

安酒とエモが奪った死にたさが国道沿いで悲鳴をあげる

一塊のタンパク質として生きろ。痛み、傷跡、刻印、代謝。

いっかいのいしとしていくからだには、墓碑銘にもなりしか。刻め。

生きたくもないのに他人(ひと)に永遠を押し付けている幼さを知らず

一昨年の傷痕はもう肉体がこういう形と認識している

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