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コロナ後遺症の難しさ

コロナ後遺症におけるPEMとは
軽い労作後や、ストレスのあと、6時間~48時間後に急激に強い倦怠感が出てしまう、という症状のことである。

最近、次男の歩くリハビリが順調だった。
初日は母につかまりながら10歩
2日目は母につかまりながら15歩
3日目は母につかまりながら20歩
歩くたびに、身体の機能が改善されて、母子で喜びを分かち合った。

3日目の夕方、部屋のポータブルトイレへ移動した。ポータブルトイレに座った時、今まで出来なかった前屈が出来た。しかし、何故かお尻が疲れたと言って、ベッドに急いで戻って横になった。その後、足と両腕が疲れたらしく、安静にした。

翌日が来ても手足の疲れが取れず、歩くリハビリは断念した。次男は落ち込んで「PEMやなあ」と呟いた。以前にもポータブルトイレに座った後、呼吸困難になった嫌な思い出が蘇った。

疲れが取れないまま夜を迎えた。午後9時過ぎに、次男が「ずっと寝ていても治る気がしない。死ぬ気で歩いてもいい?」と言った。初めて歩いた日も次男は死ぬ気で歩いてもいい?と言ってきた。
次男の直感を信じた。

ベッドから立ち上がった。あれ?なんだか立った感じが安定してる?そして、いつもなら、母の肩に両手を置いて歩くのに、右手だけで母の腕に軽く置いて歩き始めた。あれ?もう母の介助なしで歩けるかも?次男も同じ気持ちだったらしく、母の腕から右手を離し、自分の力だけで3歩歩いた。まだまだ歩く勢いだったが、母が「もう、やめとくで?」と言ったら、次男も納得し、ベッドに戻った。

後で次男が「立った時に足首が柔らかくなっていると感じた。重心を前にかけれるようになっていたから、自分だけで歩けると思った」と話した。

昨夜のポータブルトイレの後に起きた足の不調はPEMじゃなく、身体の変化(回復)だったのだ。

母子で身体の回復を祝って、玄米甘酒ぶどうジュースで乾杯した🥂

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