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山芋アレルギーが完治した!?

私が5歳の頃の話。
母は我が家の畑で収穫された山芋をすりおろし、「山芋は身体に良いよ」と言いながら私の前に置いた。
すりおろした山芋は白くてネバネバしていた。あまり食べたくなかったが食べてみた。全て吐いてしまった。

その日から私と山芋の闘いが始まった。
山芋を避けて生きて来たが、時々私は過ちを犯した。
和菓子や魚のすり身団子に潜む山芋。
ハムに包まれた山芋。
お好み焼きに混ぜられた山芋。
過ちを犯す度に、私は何時間も苦しむことになる。
山芋が便として排出されるまで、唇が腫れ、食道が痒くなり、胃がモヤモヤ痛く、下痢をする。

57歳の時、大好きなろうそく夜でランチを食べた。焼いた里芋だと思って食べたら山芋だった。青ざめたが何故かアレルギー症状は起きなかった。

その後、病院で山芋アレルギーの検査を受けた。検査結果を見て驚いた。山芋のアレルギー値は非常に低かったのだ。

それでも、幼少期からの山芋トラウマで、私は山芋を食べなかった。

最近頂いた料理に山芋が入っていたが、私は知らずに食べてしまった。料理を作った人から後日「山芋入ってたけど大丈夫だった?」と心配して電話があったことで発覚した。全くアレルギー症状は出なかった。

そろそろ私も山芋アレルギーのトラウマから抜け出した方が良いかもしれない。

次回、大好きなお好み焼き食堂ももふくへ行ったら、山芋入りのお好み焼きを食べてみようかな。

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