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祖母とパク・ソジュンの子守唄

昨夜韓国ドラマ「キム秘書はいったい、なぜ?」を見ていた。主演のパク・ソジュンが眠れないキム秘書に頼まれて子守唄を歌う場面があった。その素敵な子守唄を聴いて、久しぶりに祖母の子守唄を思い出した。

向こうのお山に灯が見える。お月が星か蛍か。お提灯ともして行ってみれば、あれはお山の婚礼じゃあ、婚礼じゃ

小さな頃は時々祖母と寝ていた。私は寝付きが悪い子どもだった。私が眠れないと言うと祖母は私の足指やふくらはぎを揉んでくれたり、子守唄を歌ってくれた。祖母は子守唄を歌いながら、歌のリズムに合わせて私をポンポンとたたく。結構強くたたくので逆に眠れんわ…と思いながら、いつの間にか寝てしまっていた。

祖母は歌うことが好きだった。岸壁の母という歌が流行った時、祖母が練習したいと言ってきた。私はカセットテープに岸壁の母を録音し、祖母の練習に付き合った。当時祖母は70歳過ぎだったので新しい歌を歌うと音程がはずれるようになっていた。私が今音程がはずれたよと指摘する度に祖母の機嫌は悪くなった。当時の私は昔の歌なら上手に歌える祖母が新曲を歌うと音程がはずれてしまうことが不思議だった。今自分が55歳になり新しい歌を練習すると音程がはずれ始めた。将来もし私にも孫が出来たら祖母が歌ってくれた子守唄を歌ってみたい。おばあちゃんになっても子どもの頃覚えた歌だけは音程がはずれないから安心している。


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