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お風呂の子育てについて

最近はイクメンとか男性の育児参加が当たり前になってきた。何年か前に若い男性の同僚が飲み会で「子どもをお風呂に入れるので」と言って先に帰るのを見て新鮮に感じたのを覚えている。

私は人と協力して何かをするのが苦手だ。子育ても誰かと協力しながらするのが苦手だった。もちろん子どもが病気で保育所に行けない時は夫や自分や夫の両親に世話してもらっていた。しかし出来るだけ自分だけで子育てしたいと意固地になっていた。

子育てをひとりでやり遂げることで一番苦労したのがお風呂だった。子どもが小さな頃我が家の風呂にはシャワーが無かった。シャワー無しで小さな子ども3人をお風呂に入れるのは至難の技だった。とにかく順番に呼んで1人か2人を湯船に浸からせて残りの1人の体や髪を洗っていたのだろう。寒い冬場は私はどのようにしていたのだろうか?もう既に詳しい記憶が無くなっている。とにかくシャワーが欲しいと思っていた記憶だけが残っている。後はお風呂で子ども達と楽しく水鉄砲やおもちゃで遊んだ思い出やシャンプーハットの思い出があるだけだ。人は記憶を改竄したり辛い思い出を消しながら生きていく。楽しかった思い出に包まれながら死ねたら最高だ。

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