青春はくそったれ🔥
自分の青春時代は青春とは言えないとずっと思っていた。青春には恋をしてデートしていっぱい遊んで…みたいな漠然としたリア充イメージがあった。
自分の10代から20代…ひとりぼっちで映画を観て本読んで音楽聴いてラジオを聴きながら寝る毎日を繰り返していた。周りの可愛いお洒落なモテ女が彼氏とデートしている姿を別世界の現象のように眺めていた。
今夜ufotable cinemaで吉田恵輔監督「BLUE」をひとりで観に行った。木曜日はメンズデー、私の周りは映画好きかボクシング好きの男性3人が座っていた。主役の松山ケンイチが凄かった。松山ケンイチはボクシングを愛するが、くそったれな毎日を生きているように見える男を見事に体現していた。ラストシーンの美しさに心が震えた。くそったれな人生を送っている男が一番カッコよかった。自分のくそったれな青春も案外良かったのかもしれない…と初めて思えた夜だった。
だから映画はやめられない。
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