ブラジリアン柔術と息子達
ブラジリアン柔術という競技を初めて知ったのは11年前。
長男は高校1年の春から極真空手を習い始めたがハマらなかった。自転車で通える距離で、他の格闘技道場を探していた。
ある日地元のタウン誌を見ていたらブラジリアン柔術道場の記事が載っていた。自転車で10分位の距離だった。長男にその記事を見せた。ブラジリアン柔術?みたいな感じでそんなに乗り気じゃない感じだった。数日が過ぎたある日長男が見学に行ってくると言ってきた。
その日の夜帰宅した長男は「道場のあるマンション前でちょうど先生が声をかけてくれて体験できた!理にかなった技ばかりで凄く楽しかった!」と少し興奮して話した。
その後極真空手を辞め毎日のようにブラジリアン柔術の練習に通った。練習相手がたくさんいていっぱい練習出来た日は笑顔で帰宅し、誰も来なくて1人で練習した日は寂しそうに帰宅した。
中学生の頃から生きている意味が無い、人はいずれ死ぬのに何故生きるのか?など母親に愚痴を言う息子だった。ブラジリアン柔術に出会ってからは二度とそんなことは言わなくなった。
その後7歳下の弟も道場に通うようになった。雨の日も風の日も自転車で道場に通った。
いろいろあったが今は長男と次男は東京にある最高の環境の道場で大好きなブラジリアン柔術に没頭している。
兄弟2人で元気に頑張ってほしいと願っている。