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最近知った私の意外な得意料理

今まで27年間子ども達に料理を作ってきた。長年子ども達の反応を見て子ども達が好きな私の料理を勝手に決めていた。そして子ども達が好きな料理=私の得意料理になっていた。今は3人の子ども達は親元を離れ仕事をしている。子ども達に料理を作るのは子ども達が帰省した時だけだ。

自分で勝手に思い込んでいた私の得意料理はすき焼き、ビーフシチュー、ドライカレー、おでん。これらは美味しい食材を揃えれば安定に美味しく作ることが出来る。帰省時にはこれらの料理を振る舞ってきた。

しかしある日子ども達から意外な料理のリクエストがあった。母の料理の中で一番好きかもしれないと言う。その料理はオムライスだった。私の中のオムライスのイメージは冷蔵庫にあるものをぶち込んでケチャップで味付けし卵で包む手抜き料理だった。メニューに困ったらオムライス!みたいな料理だった。

私のオムライスのこだわりは、鶏肉はすだち鶏、ケチャップはヒカリトマトケチャップを使うこと。そして最後の決め手は卵焼きの焼き方だ。しっかり焼いた部分とトロトロの部分のハーモニーが大切だ。

子ども達にオムライスを作る時は毎回緊張する。卵焼きが成功し子ども達が美味しそうに食べる姿を見るのは本当に幸せだ。

手抜き料理と思っていたオムライスが子ども達にとって母の味になっていたことは何故か凄く嬉しかった。

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