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映画の好みは十人十色

自分の好き嫌いを世の中の標準値だと考えている人は多い。私もそうだ。自分が好きな映画は多くの人々が好きだと思っている。しかしネットの映画の口コミを調べると愕然とする。自分が大好きな映画がボロクソに貶され星が2つ、自分の大嫌いな映画が絶賛され星4つとかザラにある。

そんな時、10代の頃からたくさんの映画を観てきた私は傲慢な考えを起こす。「ふん!たいして映画も観てない未熟者どもの戯言など参考にならぬわ!」

しかし私と真逆の感想を持つ人々は「ふん!映画オタクの偽インテリ野郎達の気取り腐った感想など参考にならぬわ!」と思うかもしれない。

映画以外の本、音楽、アニメ、お笑い、絵画などにおいても同じ現象が起きる。全ての人々から支持されるものなど無いのだ。

自分の感じ方を大切にしながら同じ感じ方をする人々と共感し合い、違う感じ方をする人々と意見を闘わすのも良いだろう。ついつい同じ感じ方をする人々と集まりがちだが、たまには違う感じ方の人々と話し合ってみるのも面白いし新しい発見があるかもしれない。いつも物の感じ方は十人十色と自分に言い聞かせながら傲慢になりすぎず、他人の意見を素直に聞いて自分を振り返る作業を忘れないようにしたい。裸の王様にだけはなりたくない。

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