100年前から拡大し続けるシュタイナー教育がAI時代に最適なワケ

シュタイナー教育について詳しく知っているよ、という人は、こと日本においてごく少数かと思います。

わが家のこどもたちは、現在カナダのシュタイナー学校へ通っています。

ここカナダでもWaldorf Schoolはメインストリームでも公教育でもない、私立校として地域ごとに点在しており、具体的にどのようなカリキュラムなのかを知る人は多くはありません。(あくまで個人的な印象であり、統計ではありませんが)

シュタイナー学校へ通わせている保護者として「シュタイナー教育ってどういうものなのか」を文章で書いてみたいと思いnoteを始めてみることにします。

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タイトルにある通りAI時代が到来することを見越して創られたのではないかと思えるルドルフ・シュタイナー氏が提唱したシュタイナー教育を実践する学校がドイツにて開校したのが1919年のこと。

昨年は100周年ということで、Waldorf 100を記念したイベントが世界各国で開催されました。

そのイベントの一環として、わが子がオイリュトミー(シュタイナー教育において運動芸術として学校で行われているもの)の舞台に出演したため観覧させてもらいました。100周年を祝うスピーチを聞いていた際に、やたらと感動して「もっともっとオープンに広くシュタイナー教育が認知されたらいいのに!そのために何かできたらいいな。」と、note開始まで8ヶ月もかかってしまったのですが、こうしてパソコンに向かっています。

平たくいってね、シュタイナー教育って最高。なんですよ、奥さん。

一記事で収められるとは思えませんが、パッションと感動を燃料に、なるべくコンパクトに書き綴っってみよう思うわけです。

前置きだけで長くなりましたが、ここまで読んでくださったあなたを完全に好きになっています。


さて。

シュタイナーとか初耳だわ。という方に照準を合わせて書きますので、御存知の方は飛ばし読んでください。

シュタイナー教育とAIというのは、カテゴリ的に真逆に位置すると認識していただいて結構です。AIについてここでダラダラ書く必要はありませんね。

シュタイナー教育の概要から掴んでいただきたいので、まずは一般的に知られる特徴から。

シュタイナー教育の特徴(幼児教育)

・自然の中で遊ぶ

・自然素材のおもちゃ

・蜜蝋をなにかにつけて使っているようだ

・オーガニックママしかいない

・テレビ見せない/キャラものとは無縁

・クーヨンとかでおしゃれに載ってる

シュタイナー教育の特徴(学童期〜高校生)

・ほとんど謎

・ていうか学校どこにあるん?

ざっくりと、こんな感じでよろしいでしょうか。はい。


シュタイナー教育で最も大切にされていることは、しあわせに生きること。これだと思います。教育を受けるこどもだけにフォーカスされがちな幼児教育の時点から、こどもに関わる全大人がしあわせで在るには。ここをビジョンとして関わっていらっしゃる先生方、保護者にたくさん出会い、だからこそ、いちいち感動して号泣(レアキャラ)している、わたしなのです。

AIと共存し、どんな世界を創っていくのがよいのか?

2020年の幕開けとともにCOVID-19によるリモート社会の土台が一気に築かれ、withコロナと言われる時代を生きていく全人類にとって、

どう生きるのか?

が問われ続けているのではないでしょうか。

ひとりひとりが自分なりの答えを出しながら、他者やAIと共に生きる時代。

単純に計算して弾き出されるとこのない奥深い問題を、どう因数分解していくのか、或いはどんなクリエイティブな発想で表現していくのか。

それを導くきっかけ、導火線となり得る可能性を秘めた'教育法'というカテゴリを超えた現代の問答道場のような存在がシュタイナー教育なのではないかと考えています。

つづく。

2020年7月14日 はしのちか










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