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【近所のデザイン人】Vol.01 WEBディレクターなかたにさん(お悩み相談編)

「近所のデザイン人」は周りのデザインに関わる仕事をしてる人のお仕事紹介とデザインに関する悩みにお答えするシリーズです。

今回は、第1回目としてはしもとの営業時代を知る元同僚のなかたにさんをゲストにウェビナー対談を行いました。
その後に回答しきれなかったお悩み相談の内容の一部の抜粋になります。


“近所のデザイン人”って?

はしもと:改めてこのセミナーの趣旨ですが、「こんなふうに働きたいな」といった働き方のイメージを持ってもらうことです。そして、なんとなく方向性が見えてきたら「自分のなりたい像はどこにあるんだろう?」と考えた先に、デザイナーやディレクターだったという、逆の発想をもってもらうことだと考えています。
スクール的な「スキルを持ったらデザイナー」とは逆と言いたい。
そんな目線で働くことを捉えて欲しいし、皆さんの歩みを進めるサポートになれたら嬉しいです。

さて、引き続きなかたにさんにご登場いただきます!

クオリティと時間どっちを重視する?

なかたに:クオリティと言い切りたいけど、商売(仕事)なので時間を優先する場合もあるから、ケースバイケースです。チームでよく話し合ってどっちを優先するかを決める感じです。あえて言えば、僕はもちろんクオリティ

はしもと:ほんとですか、わたしは時間ですね。

なかたに:デザイナーってレンジ(範囲)から離しちゃったら、相手にされなくなってしまう。デザインの信頼性ってあるじゃないですか。
例えばコーダーやエンジニアだったら、バックグラウンドで端折ったとしてもお客さん側から見えない。正常に作動すれば正解なんで。でもデザインは最終的に見た目のところなので、お客様がどう判断するかなんですよ。ちゃんと見る人が見てクオリティが低いと思われたら終わってしまう。デザイナーの信頼性を担保するためにも、これは絶対クオリティを選びます。

なかたに:もちろん作業の終わりを決めるのは結局、時間です。デザインもどこに着地するか置き所は非常に難しい。そこのライン取りは重要です。ただ、最低でもクリアしなくてはいけないクオリティラインは軸としてあるべきだし、そこを超えていないのに出すと、結果的に自分で自分の首を絞めることになるんですよ。仕上がりで評価されるし、世の人に見られる怖さを知っている分、そのさじ加減が大切ですね。

はしもと:意見が分かれたのが面白いですね。

MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)の知識って実際、現場で必要ですか?

なかたに:使えるに越したことはないですが、Googleのスプレッドシートを使えばいいと思います。

はしもと:事務系のWEB運用であれば使いそうだけど、WEBデザインでいうとやり取りで使うぐらいなので、基本的なことがわかっていれば大丈夫です。
 また、資格を持つこと自体はデメリットではないのですが、例えばポートフォリオやWEB制作する時間を割いてまで勉強する必要はないと思います。WEBデザイン検定も一緒で、資格を取ろうと思った選択自体がミスというか、資格に走ってしまったかーという感想です。

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有料ノーカット版では、お悩み相談編の全編(約30分)がご覧いただけます。

【有料ノーカット版の内容】
・近所のデザイン人でやりたいこと
・WEBデザイナーに求められるスキルは?
・デザイナーとして長く安定して働くには?
・流行りのデザインの見極め方は?
・WEBデザイナーに必要なスキルは?
・デザイナーにMOSは必要か
・作業を効率よくすすめるために工夫していること
・バナー一つ作成するのにどのくらい時間をかけるか
・難易度が高いと感じた仕事は?
・「見えない努力」って周りに主張した方がいいのでしょうか?
・健康管理で気をつけていることは?
・制作は時間とクオリティのどっちを重視するか

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