モチベーションの話_1

さて、今回は私が最も重要視している管理指標の一つ、モチベーションについて。
(続くかどうかわからないけれど、とりあえず「その1」としておく)

モチベーション、測れていますか?

昔どこかで、「モチベーションは生産性に対して掛け算で効いてくる」と聞いたことがある。

なるほど確かに、モチベーションが全くなければ進捗はゼロになる、ということは言えそうだ。最終成果を大きく左右するから、管理指標として重要ということもわかる。

一方、管理するためには定量化が必要となるが、人間様の気持ちそのものとも言えるモチベーションを、どのようにして測定するか?が問題であり、指標として活用することを難しくしていると思う。

高い測定精度を求めるなら、心理テストでも受けるのだろうが、日々刻々と変化する人の心をモニタリングするには重すぎる。

そこで、古くは「ニコニコカレンダー」、アジャイル的には「ファイブフィンガー」といった手法が生み出された。
これらはいずれも、毎朝などの決まったタイミングで、予め定めた基準により、主観的に「健全度」を共有するアプローチを採用している。

一般的に、主観による評価は精度が低いため使うべきではないと言われるが、人の心を直接観測する方法が(少なくとも、この記事を書いている時点では)存在しないことを踏まえると、毎日手軽に測定できるこれらの指標が現実的な解となるだろう。

精度が低い分、できれば統計化して、個人間の評価基準のズレの調整や、バイオリズムの分析にも利用したいところだ。


以上、今回はモチベーションの測定について(思いつくままに)記載した。次回は、モチベーションの維持と向上について記載したい。

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