今、文章を書かなければ勿体ない気がする。
友人が相次いでSNSに映画を見た。良かった。
と投稿を始めた。尊敬するクリエイターの彼らが
そう言うのだから、間違いはない。
私は彼らのファインダー越しの世界が好きなんだもの。
+
間髪を入れずに上映開始時間だけを調べて車を走らせた。
都会じゃないの映画館のチケットに表示される座席番号は
「自由席」で、連休最終日の日曜日のレイトショーは
もちろんガラガラだった。
+
何か、作品に触れる機会がある時は、ひとりで行くことが多い。
写真を撮りに行く時も。私は私の世界をいつもひとりで生きている。
そんな私の生きている世界を、覗いてみたり、興味を抱いてくれる方は
今日まででも、片手で足りるくらいのひとしかいない。
別にその事実に悲観的な意味はなく、ただ、
事実としてそこに在るだけだと思えるようになったのは、ここ最近の話だ。
理解してほしいわけではないから、
この先も、理解されなくてもいい。
ただ、偶然にもほどいて、解いてみたいのだけれど。
と声をかけてくれるような人が
いるならば私は話をしてみたいと思う。至極光栄だ。
+
話を戻して、結論を書こう。
大人の世界に足を踏み入れているせいか
私は好きな作品だった。
痛かったし、涙だって我慢できなかったし、
帰ってきて、まず文章にしたくなるくらい
刺激をいただいた。
映像の中で動き回る主人公たちではなく、
その世界を創り出しているクリエイターさんたちからの
エールのような気がするような、そんな作品だった。
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