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「ことばにしないと、伝わり切らない」

私にとっては、神のような存在の
福山雅治さんのラジオをアーカイブで聴きながら
ふと、彼の「ことば」に手がとまる。

 言わずもがな伝わるっていうのが
 いつか、伝わるかな?って思ったんだけど
 55になって今思うんだけど
 やっぱ、言ってないことは伝わらない

 あの伝わってなくはないんだけど
 伝わり切ってない

 歌詞ってのは
 思ってることじゃないと、出てこないんですよ

福山雅治 地底人ラジオより 2024/2/24

新曲「ひとみ」についての、リスナーからの感想に応じて、相方のパーソナリティ荘口さんとのトークで出てきたお話だ。


実は私、キャリアのスタートがアナウンサーと言う、話したり書いたりする仕事で、さらに、昔から、おせっかいな気質で「ひとりごと」は、このnoteのようになんぼでも書けるんだけど(笑)

こと、相手に伝えるとなると「こんなこと言ったら傷つけてしまうかな」とか「失礼かな」などと、相手の状況や心情を考えすぎて逡巡して何も言えなかったり

あるいは、勇気を出して言ったら言ったで「ああ、余計なことしちゃったかな」などと、しばらく落ち込むという「コミュニケーション」については思い悩むことが多いんです。

いつまでたっても、いくつになっても「伝わってないんじゃないか?」という疑いから、逃れられないままなんです。

もちろん、健全な自分への問いかけは大事だし、コミュニケーションの精度を上げるには、とにかく場数しかないから、沢山、失敗して学んでいくしかないんだけど・・・

雅治さんが教えてくれたように、何も言わないで「伝わらない」と後悔するより、考え抜いた上で「ことば」にしてから、上手くいかないならそれはそれで後悔する方が、私らしいかな。

マシャに背中を押してもらえたなぁ、さすが神!と思った一方でね。

私にとって、一番怖いことは「ことばで誰かを傷つけること」なんだな、と気づくことにもなった。

いや、これまでも、不用意な物言いで、沢山、傷つけてきたと思います。本意ではなく、未熟ゆえのことと、お許しください。

「思ったことした歌詞にならない」ように、私も、思ったことしか「ことば」にならないので、これはもう、心を磨き続けるしかないのだな。

「のびしろ、まだまだある」と、信じたいものです。


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