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【ADVPCG】ねがいごとしてから失礼するFFバンギマイン【デッキレシピ】

みなさん、おハシダム〜!
2023年7月1日と2日に開催された「第2回いつかきっとダブルレインボー杯」で使用したデッキのレシピを紹介します。
レギュレーションは、ADV1〜PCG9とWCPが使えるEXレギュレーション(通称ADVPCG)です。

使用したレシピです。

ADVPCG最強ポケモンわるいバンギラスで、バラマキしたり前をぶっ壊したりして戦うデッキです。ジラーチで進化させて、マインでエネをつけていきます。

前環境までのバンギマインと比べて異なる点は、
・バンギの進化ラインを333以上
・サナギはくろいひかりのものを採用
・アメやピジョット無しで展開する
というところです。

アメやポケパワーに頼らないのと、わるいサナギラスを闘タイプアタッカーとして使えるのもあり、構築上、現在流行しているオドシシや封印に対して不利にならないようになっています。

また、ホロンエネルギーFFと炎エネルギーを同時に貼ることで、弱点を消しながら戦うことができます。

その他の詳しいデッキのコンセプト等については以下の参考記事を読んでいただければと思います。

今回使用したデッキは、この記事や同じ系統のデッキを参考にしながら組みました。
なぜバンギマインを使ったかというと、普通に戦えてかつバンギマインを倒せるようなデッキが思いつかなかったためです。

対戦数が多くなることを見据えて安定性を重視したデッキにしたため、ほしのねがいジラーチやマジハンなどの不安定要素や上振れカードを極力減らしています。
ミラーやバンギメタの闘タイプが多くなることも想定して、弱点が消せるFF型にしました。


○採用カードについて


・ヨーギラス なぐる1枚と炎3枚
なぐるはオドシシなどに弱点がつけるメリットがありますが、そもそもオドシシにヒーリングを貼られることがあんまなくね?となり、ほぼ恩恵は無いためδ4枚でも良かった気がします。
バンギはだいたい3体しか出さないので、1枚を冒険家で切って4ドローするのに使うことができ、そっちの恩恵の方が大きそうです。
また、炎エネルギーが入っているので、つきあげてジラーチなどを倒すこともできます。

わるいサナギラス くろいひかり4枚
くろいひかりでマヒワンチャンや、がんせきおとしでオドシシやバンギの処理などができ、闘タイプアタッカーとしても活躍します。
現代では、ばくれつしんかの方にする恩恵が、逃げるが軽いぐらいしか無いです。特にこのデッキだとねがいごとで進化しちゃいますし笑
茶バンギを採用するなら、シナジーを考えて入れるのもアリかもです。

わるいバンギラス スピンテール4枚
HPも高い、打点も高い、バラマキもできる、悪エネのパンプも乗る最強ポケモン。
素引きでねがいごとの回数を節約できるように4枚にしてますが、サナギラスで戦うことも多く、3枚でも足りそうな試合も多かったです。
サナギのままで戦うぐらいなら、1枚は茶バンギにしても良さそうです。

ビリリダマ HP40が1枚とHP50が1枚
特に理由がなければ、導師で呼ぶのはHP50になります。
HP40の方は、自傷したジラーチをそっテレさせて自主退場させたり、相手のスピンテールでサイドをリードさせるために使うので、山に残しておきます。
初手に来た場合は、逃げエネを確保しておきたいので、サイケおんぱはあまり使いません。
ちなみにこちらで相手のねがいごとジラーチに対してでんじはを打つと、10点乗ってしまうためリスクが高いです。

マルマイン 2枚
ねがいごとで進化させることが多く、素引きする必要が薄いため2枚。

ジラーチ ねがいごと2枚
ほしのねがいと1枚ずつのレシピが多いですが、ほしのねがいの方は2裏で寝っぱなしで仕事しないことが多くてストレスだったので解雇しました。
ねがいごとは自傷もしてくれるのでスクランを発動させやすく、メリットが大きいです。ただ、初手に導師とエネが必須になるので、構築のバランスをとるのは難しかったです。

ラプラス サポナビ1枚
導師を持ってきたり、導師で幹部を持ってきたりする便利ポケモンです。そっテレが2枚入っている上、こちらがサイド負けてることが多いので、構築上縛られにくくはなっています。

エイパム とりにげ1枚
オシャレカード。導師が多いので活かしやすくするために採用。幹部後のマジハンや封印を引きやすくする役割もあります。
また、そっテレからのとりにげでベンチを空けることで、ダイゴやバラマキの対策もできます。

ロケット団の幹部 4枚
説明不要。

オーキドはかせの研究 1枚
幹部を山に4枚残しておきたいので、初手に幹部ではなくこちらを打つことも。中盤以降の幹部後の復帰などでも活躍します。
ラプラスでも持って来れますし、良い味が出ています。打つ場面的にはオダマキの選択も無しではないです。

TVレポーター 1枚
ダイゴと違って安定して3枚引けて、1枚トラッシュもできるところがメリットです。冒険家と違い、好きなカードをトラッシュしやすいです。
そもそも冒険家は2枚入っており、サーチにも困らないためTVに。
ただ、ベンチ並べるデッキと当たることも多かったので、ダイゴと選択かな〜といったところです。

ホロンの導師 3枚
前述の通り、ねがいごとジラーチ軸では初手に欲しいので3枚。
4枚はさすがに腐るのとスペースの問題で無し。基本3枚目は使わないです。

ホロンの冒険家 2枚
サイド落ちケアとドロサポの絶対数確保の意味で2枚。
シーバーでサーチできますが、幹部対策で、1枚山に残したままにするのが良いです。

ホロンの科学者 1枚
たまに強いです。幹部が無いけど爆発しないといけない時とかにも使えます。

ホロンのトランシーバー 4枚
説明不要。持ってない人は今すぐに買ってください。

そっくり!テレポーター 2枚
前をねがいごとジラーチにして逃げるターンとエネを節約したり、ねがいごとジラーチをビリリダマにして自主退場させたり、ラプラスをエイパムにして消したり、空打ちしたり、いろいろ使えます。いちばん味濃いです。

逆転!マジックハンド 2枚
引きたい時に引けるように3枚は欲しいのですが、引きたくない時に引きたくないので2枚。
相手に先に爆発されたりすると、かさばって逆転どころではなくなります。対戦数が少ない大会で、上振れを期待するなら4枚でもいいと思います。

暴風封印の結晶 2枚ずつ
これも3枚入れたいけど、かさばるのとスペースの問題で2枚。むやみに使わない。

基本悪エネルギー 4枚
サイド同数以下の時に、スピンテールやかみちぎるために必要なので4枚です。
エネボンで拾えるので、逃げエネやねがいごとのエネにしても構いません。
サナギラスに1〜2枚手貼りしておくのも、圧力が高くてオススメです。

ヒーリングエネルギー 4枚
オドシシ対策だけでなく、いろんな攻撃からの確定数をずらす時にも使えるため4枚。HP120を最大限に活かせます。
中盤以降に貼りたいので、貼らずに済むならキープしておきたいです。

基本炎エネルギーホロンエネルギーFF 2枚ずつ
1枚ずつのレシピも試しましたが、やはり引けないので2枚ずつ。ジラーチではなくトラッシュドローのブーバーを軸にするならエネの枠を増やすことになるので、3枚ずつ入れれるなーみたいな話は出ました。

スクランブルエネルギー 4枚
トラッシュに1枚、手貼りも1枚で動き始めるのが強いので、序盤で2枚引けるように4枚積み。
終盤もおしつぶすの打点に貢献するので、枚数が多いに越したことはないです。

○不採用カードや採用候補カードについて


・ハギ老人の思いやり
バラマキに対しては前に打点を押し付けるだけでダメージレースで勝てること、ラッタ系統は時間の都合上いないということから不採用。

・ポケモン回収装置
ゲームプラン的に、バンギラインは3本立てばいいため腐りやすかったので不採用。
ビリリダマがサイドに落ちているのにそっテレをしてしまった場合のみ使用しないといけなかったのですが、レアケースかつ空打ちでケアができるため大丈夫かなと。

・ダークメタルエネルギー
スピンテールやかみちぎるを打ちやすくなるため入れたいのですが、枠がないため不採用です。
プラン通りならスクランと悪エネで足りるので、プレイで補えます。そのための安定重視構築です。

・レインボーや闘エネやロケットモンボ
茶バンギを採用するなら入れたいですね。でも枠が無い…。
レインボーならクラッシュバーンも打てます。

・岩マシン
ピジョットがおらずサーチしにくいため不採用。そもそもオドシシ環境でアメ進化が減ってるから効きにくそうです。上振れカード。

・バトルサーチャー
ハギも抜いたし、序盤はサポ落ちてなかったりで弱かったのでドロサポの現物を優先しました。上振れカード。

・ピジョット
枠を食う割に、ポイショや封印で仕事ができないことが多く、不安定要素になるため消えていきました。上振れカード。

・ふしぎなアメ
そもそもサナギラスが強いため、無くても戦えちゃいます。アメを共有してたピジョットもいないですし。

○基本の立ち回りやデッキタイプごとの対応

ジラーチ自傷→スクランバンギ→エネボン→バンギ→バンギの流れが理想です。まずはねがいごとでバンギとマインを立てたいです。
バンギやオドシシなど、闘弱点のポケモンを相手にする場合は、サナギ2体とマインとかの方が強くなります。

この動きだと導師が必須なので3枚入っています。

導師2枚目でラプラスを呼んでおくと、エネボンするターンに幹部を打ちやすかったりします。

エネボンする相手に対してはトラッシュにエネを落としながら戦いたいですが、サナギラスが1匹は動けるように手張りもしておきたいです。

ジュカインexが入っていそうなデッキに対しては、ねがいごとではマインに進化させないようにします。
爆発するまでにアメで進化されてしまいがちなので、即爆発できる時のみ手札から進化させます。


単構築やその派生(ハッサム、レック系、ウインディなど)
ジラーチを2体使ってもいいので、最終的にかみちぎるバンギを2体作るのを目指して戦います。スクラン4枚入っているのでなんとかなります。

進化中心(カメルギ、ナシライ、サナなど)
欲張って攻撃せず、展開重視でいいと思います。非エクの2進化相手がキツいのですが、スピンかかみちぎるか、ダメカンが多く乗る方を打ちます。この手のデッキはマジハン封印幹部で縛れることが多いのでこれらを最後まで取っておきます。

バレット系
バンギを処理してくるポケモンはレジロックやナッシーやウソッキーに限られてきます。そいつらを倒せるように、エネついたバンギは最初は前に出さずに、しばらくはスクランバンギを前にして周りのポケモンごとダメージを入れていきます。たまらず出てきた闘ポケモンを後ろからかみちぎって勝ちです。

ミラー
いかに効率よくバンギラインを倒せるかが重要
になります。
かみちぎる圏内に入れるためのスピンテール、それを回避するためのヒーリングエネルギー、元気なFFバンギを出すタイミング、おしつぶす120点でワンパンするなどが重要な要素になってきます。

基本的な立ち回りとしては、ジラーチに自傷してもらうのがいちばん大事です。スピンテールから入られても相手にすぐにサイドをとらせることができます。
スクランを起動させてサナギのくろいひかりやがんせきおとしで相手のバンギを倒していきます。

(いきなりFFバンギが完成している場合はマジハンや、マヒからのかみちぎるなどで対応するしかないですが…)

かみちぎられた時用に備え、サナギを2ライン用意することになります。相手がかみちぎるためにはエネボンから悪とスクランブルを贅沢に貼ることになるので、サナギ2体で倒すだけでアドがとれます。

この時にこちらもエネボンをしておけばサイドをこちら4相手3で負けてることにできるので、相手のスクランを消せ、前のサナギが生き残ってそのまま進化して殴りやすいです。エネボンで3体目のヨーギラスにFFと炎を貼れていればなお良しです。

相手に2回目のエネボンをされるとまたサイドが逆転するので、そこも封印幹部などでケアしたいですね。

ただ、そんな器用なことをしなくても、茶バンギを採用することでだいぶ楽ができそうです。(要検証)

今度は逆にこちらの展開が早く、相手が攻撃して来ずにチンタラ準備している場合は、自傷したジラーチをそっテレでHP40のビリリダマなどに入れ替えることで、勝手に相手にサイドをとらせることができます。
ちなみにこれはバンギミラー以外でもかなり重要な立ち回りです!!

相手がサナギ1体(他に黒バンギはいても良い)で、こちらがバンギを準備して爆発マジハン幹部までできる時は、まず相手のサナギラスを落とします。
相手のマインを落としてしまうと、サイドが同数になってこちらのスクランが発動しなくなるのと、サナギラスの悪エネくろいひかりで倒されてしまいがちだからです。
ただ、相手にサナギが2体や茶バンギがいる時は、先にサイドをとらせながらFFを準備することになりそうです。

○大会当日のマッチアップ

すでに記憶があまり無いので間違ってるかも…。

1回戦 ナシライ ○ (あずさん)
FFバンギが活きるマッチアップでした。FFが揃ってない間も、W虹のデルタサークルで倒されないようにうまく立ち回れました。

2回戦 つんざくカイリュー × (トミオカさん)
サポ無したね切れで負け。
その後のフリーでも負けそうだったのですが、おしつぶすビートでなんとか勝ち。

3回戦 FFバンギマイン ○ (えぼそさん)
FFサナギを2ライン立てられて死ぬかと思いましたが、ミラーの練習が活きてなんとか勝ち。

4回戦 オドシシレック派生 ○ (めたるさん)
この手のデッキには、かみちぎるを2体押しつけるのが強いことが分かっていたので、そのように立ち回って勝ち。

5回戦 ちろすぺ ○ (ちろさん)
シールドビームをくろいひかりで止めてエネボンして勝ち。最後の方は、スクランブルとマジハンを発動させてレジロックを倒しにいきたいがために、前でサナギを棒立ちさせて、エネを引くまでドローゴーしてました笑

6回戦 横浜Destiny  ○ (オガワさん)
主催のオガワさんと予選最終戦はアツい!
Destinyは、どうしてもデルタサークルまで2回手貼りがいるという弱点があるので、そのことを意識しながら戦いました。特悪スピンテールでタマタマのうちにしばけたのもデカく勝ち。

決勝トナメ1回戦 Wメガニウム ×× (KGさん)
前日にみんなに相談したところ、相手にマジハン無いし普通にやってればいけるんじゃない?とのことでしたが、メガニウムが完成するのが想像より早すぎたためこちらの準備が間に合わず、スピンテールし始める頃にはメガインパクトをされてしまう始末…。
マジハン4枚あれば、エクを縛ってから封印幹部スピンテール5回でワンチャン抗えたかもしれないです笑
てか2戦目の先1ピジョットはさすがにズルすぎた〜😫

というわけで僕はベスト8でした。

メガニウムのKGさんが優勝!



気になる大会参加者のデッキ一覧はコチラ!


○大会の感想

募集開始時点では、ADVPCGのためにわざわざ山口から東京に行くのもさすがにな〜とか思ってましたが、4月時点で参加者の中にTwitterでよく見る人がたくさんいておもろそうだなと思ってので参加することにしました笑
実際いろんな人に挨拶できてよかったです!

会場も土地勘のある池袋の真ん中で助かりましたし、しかもとてもキレイなのも良かったです!

自主大会ならではの提供された景品の多さもすごかったです。次回余裕があったら僕もお土産持っていきます。

予選はトナメルの都合上か、全勝者が1人になってももう1回戦あったのがちょっと気になりましたが、ガチの大会じゃないし、たくさん対戦できたのでオッケーだと思います笑

2日開催で遠征勢にも優しい日程で助かりました。7月は飛行機代が高くなるから6月にしてくれないかと提案したのですが、JCSが6月にある関係で厳しいそうです…。おのれ現行…!

予選は事故負け1回以外は勝てたし、練習の成果が出せて非常に満足でした。決勝トナメのメガニウムはマジで勉強になりました。15年以上経ってるのにまだまだ新しい可能性に溢れていてすごいレギュレーションです!

最後に、主催のオガワさん、スタッフのちろさんと遙さん、他関係者のみなさん、楽しい大会をありがとうございました!

○オマケ〜FFバンギマインを使うに至った経緯〜

最初ちょっと話してますけど、その詳細です。

みんな同じようなこと考えてたと思うので最後に持ってきました。この大会の環境を知るにあたり、まずはLimitlessで行われていたEXレギュの大会の結果を参考にしました。

昨年あたりから、環境的にオドシシ入りのコントロールデッキが台頭してきており、それに不利をとりづらい、進化ラインが厚くてねがいごとジラーチを採用しているバンギマインが出てきているという環境でした。オドシシの存在により、数年前の環境と比べると、人権デッキタイプ自体がだいぶ変わっている印象でした。

バンギマインは、複数人が多数使っているにも関わらず全体で勝率6割と安定していたので、まずはこのデッキの研究をすることになりました。

他の勝率6割前後のスクランブルエッグやDestinyなどのデッキは使用者が少ないため結果を参考にしづらく、そいつらはとりあえずバンギマインと戦わせて感触を確かめるという手法をとりました。

これら含め、バンギマイン対いろいろなデッキでのマッチアップを試してみましたが、普通のデッキでは安定して勝つことができなかったです。

危惧していたオドシシ入りのバクーダやレックは実際対戦してみると、エネボンやトップ解決に弱く、ラッタ系は時間切れからのサイド差不利で勝ち上がれなさそうでした。

オドシシに強いならバンギマイン一強やん!ということになり、大会でも多くバンギマインに当たるだろうということで、ミラーを多めに練習し、その中で細部の調整をしていきました。

FF無しと有りでミラーをしていましたが、どうしてもFFがある方が強かったので、FF型でいくことになりました。

結果、選択は間違っていなかったと思います。
調整に付き合ってくれた、じょにー先生に感謝。

FF無しの時のレシピも貼っておきます。ミラーでは勝てないです。

レインボーと茶バンギを入れたらマシになるかも?

おしまい


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