中国最大の淡水真珠市場


先週、中国の浙江省をドライブしました。上海から台州まで約500キロ、東京から大阪までの距離とほぼ同じ。

最終日は绍兴市の诸暨市にある真珠の卸売市場を訪れました。この地域は淡水真珠の養殖が盛んで、中国で最大の規模を誇ります。淡水真珠は海水真珠に比べて安価だそう。自然な色は紫、オレンジ、ピンクなどがありますが、加工によって白色にもできるそうです。最近は真珠の価格も上昇し、聞いてみると昨年一年で2倍や3倍になったそう。

真珠の卸売業者の他、専用の金の飾り部分の業者やライブコマース業者、箱を専門に扱っている業者などサプライチェーンも充実しているようでした。

真珠の品質にも、ダイヤモンドと同様に独自の基準があります。ダイヤモンドはGIAによる4C(カラー、クラリティ、カラット、カット)で評価されますが、真珠もテリや形状で評価され、鑑定期間があります。日本では真珠化学研究所、中国では中国珍珠科学研究院が鑑定書を発行しています。今回は初めてそのような鑑定書を見ましたが、一粒一粒ではなくネックレス全体としての鑑定が行われるようですね。

購入を考えましたが、素人なので現場での価値の見極めが難しく、価格も判断できなかったため、結局購入は見送りました。最近は金価格の上昇と共に真珠等の宝飾品が投資対象として考えられることもありますが、価値が分かりにくく、市場価格で売却できるか不確かなため、投資対象としては難しいかなとも感じました。


真珠がお米のようにして売られる場面も

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