Zimbabwe's hyperinflation (ジンバブエのハイパーインフレーション 日本語字幕付き)

ジンバブエの知り合いにインタビューし、2008年当時のハイパーインフレやその背景、その後の同国の経済状況等について話してもらいました。会話は英語ですが日本語訳に加え、アフリカ特有の用語等には注訳をつけたりもしました。

この企画は以前から考えていましたが昨今の急激な円安、それに伴うアベノミクスや日銀の量的緩和への再評価等の機運の高まりから現在公開することにしました。

インタビューを終えて思ったのは1)ジンバブエは100兆ドル札など2008年当時の悲惨な状況がハイライトされがちですが、実は財政赤字や経常赤字などの問題は根深く、かつインフレの以前から兆しはあった点、2)また同国は天然資源や農業資源にも恵まれておりそれによる外貨収入や周辺国やイギリス等への移民により移転収支がある点。

日本も恒常化する経常赤字や社会保障費用負担増、円安や資源高による化石燃料代の高騰、中央銀行による準財政ファイナンス等から他人事ではないと私は考えます。彼も財政規律の大切さは主張していました。またそれを欠いた後の国民経済への影響など、ジンバブエから学ぶべき教訓もあるかと思います。

タイトルにはEpisode 1とあります。実は他にもトルコやアルゼンチン、ベネズエラやスリランカなど、インフレを経験した、もしくは経験しつつある他の国の金融関係者にも話をきいてみたいと考えているからです。まずは皆様からの評価、コメント等をいただければ幸いです。

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