趣味で得られる満足感の要素 3 「爽快感」そして"名前の付けられなかった物"

ここまでで、満足感の要素を4つ挙げてきました。
「優越感」「達成感」「一体感」「連帯感」です。
今回で私が見つけた6つの要素が出揃います。
ただ、題名でネタバレしてる様に、最後の一つを表す言葉が見つかりませんでした。
それはその時お話しするとして、始めていきましょう。

その5 「爽快感」

これはもうそのまんま、スッキリすることです。
昔、ある清涼飲料水のCMで
「スカッと爽やかコ○○ーラ」
というのなありましたが、まさにそれです。

どんな趣味がこれを持つかというと、なかなか難しいのですが。
勧善懲悪(例えば水戸黄門とか)を見ることですかね。
あの、バッタバッタと悪党(の手下)をやっつけた後に印籠が出てきた瞬間が、まさに爽快感でしょう。

で、何故この爽快感をもたらす趣味をあげづらいかというと、「爽快感は単独ではない事がほとんどで、しかもスパイスの様な位置付けだから」です。
つまり、他のメインの要素と合わせて、それをピリッと引き立てる役割で、非常に多くの趣味に存在するから」です。
なので、これが代表、って言いにくいわけです。
実はこれがこの要素のデメリット。
ちなみに、メリットは、あえて言うならどんな要素にもくっつく事ですかね。

その6 "名前の付けられなかった物"

最後は、名前の付けられなかった物です。
名前がつけられないなら、そんな物は元々ないんじゃないか、とおっしゃるかもしれませんが。
有るとしか考えられないのです。

キーワードほ分かってます。
それは「感動」です。

例えば、質の良い芸術作品(絵画、彫刻、建築、音楽)に触れた時。
例えば、絶景を目の当たりにした時。
例えば、誰かが信じられない様な偉業を成し遂げたのを目撃した時。
そんな時に得られる満足感の要素です。

これがもたらす満足感は圧倒的で、それのみで他のどんな要素にも勝るパワーを持っています。
どハマりすれば、満足感を通り越して、幸福感になる事もあるでしょう。

つまり、このパワフルさがメリットで。
デメリットは、これを持つ趣味が非常に限定的なこと。
と言うのも、この感動を呼ぶものというのは、ほぼ間違いなく「言語化されていない」という特徴があり。
なかなかそういったものを作り出すのが難しいからですね。

さて、このように6つの要素を出したところで、最初の命題だった
「私はなぜデジタルゲームをするのか?」
を考えていこうと思います。

(多分、他のネタをかませつつになりますが)

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