AUTFL-2.1.2.5 ユニット検証用の検証戦略(テスト戦略との対比)と基準を設計 する。(K3)
検証戦略とテスト戦略の対比
ソフトウェアユニット検証(SWE.4 )において、ASPICE では検証戦略を必要とする。
SWE.5/SWE.6/SYS.4/SYS.5 のテスト固有のプロセスにおいて、ASPICE ではテスト戦略を 必要とする。
テスト戦略は「動的テスト」のみを対象としており、これは検証戦略 (CTFL® では「静的 テスト」と呼ばれるコードレビューと静的解析も考慮する) を補完するものです。
ユニット検証(SWE.4)向けの検証戦略
検証戦略は、ソフトウェア詳細設計および機能/非機能要件との適合性を検証するために、テスト担当者が使用する方法を定義します。
テスト担当者はユニットを検証するために、静的テスト技法と動的テスト技法を組み合わせて使用することができます。
開発担当者がユニットを変更した場合、テスト担当者もこの変更を評価しなくてはならないため、ユニット検証戦略は、リグレッション戦略も含む。
ユニット検証(SWE.4)向けの合格/不合格基準
ASPICEのSWE.4.BP.2では、ユニット検証(SWE.4)向けの合格/不合格基準を作成する必 要があります。この基準は、ユニットが満たす必要のある条件を定義するものです。これに より、テスト担当者はユニットが非機能要件を達成している割合と詳細設計に一致している 割合を評価することができます。
ユニット検証向けの合格/不合格基準として、以下のようなものが挙げられます。
ユニットテストケース(テストデータを含む)
テストカバレッジの目的(例:デシジョンカバレッジ)
ツールで支援された静的解析(コーディング標準との適合性を評価する)
ツールで支援された静的解析で評価できないユニットまたはユニットの特定箇所向けの コードレビュー
練習問題
Question #10 (1 Point)
【出典元】
ISTQBテスト技術者資格制度
Foundation Level Specialist シラバス
自動車ソフトウェアテスト担当者
日本語版 Version 2018.J03
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