TM-2.7.1 (K2)品質コストを決定する4 つのカテゴリのそれぞれについて例を示す。


品質コストの4 つのカテゴリ

品質コストは、大きく分けて以下の4 つのカテゴリに分けられます。

  • 予防コスト:欠陥の発生を未然に防止するためのコスト

  • 評価コスト:欠陥の発生を検出するためのコスト

  • 内部失敗コスト:製品のリリース前に検出された欠陥の修正に伴うコスト

  • 外部失敗コスト:製品のリリース後に顧客が認識した欠陥の修正や、顧客への影響に伴うコスト

予防コスト

予防コストとは、欠陥の発生を未然に防ぐためにかかるコストです。具体的には、以下のようなものが挙げられます。

  • 開発者へのトレーニング

  • 品質保証プロセスの導入

評価コスト

評価コストとは、欠陥の存在を検出するためにかかるコストです。具体的には、以下のようなものが挙げられます。

  • 要件のレビュー

  • テストケースの作成

  • テストの実施

  • テスト結果の分析

内部失敗コスト

内部失敗コストとは、リリース前に検出された欠陥を修正するためにかかるコストです。具体的には、以下のようなものが挙げられます。

  • 欠陥の修正にかかる開発コスト

  • テストの再実施にかかるコスト

外部失敗コスト

外部失敗コストとは、リリース後に顧客やユーザーが認識した欠陥によって発生するコストです。具体的には、以下のようなものが挙げられます。

  • 顧客からのクレーム対応にかかるコスト

  • ソフトウェアの再リリースにかかるコスト

  • 顧客の信頼失墜に伴う機会損失

練習問題

  • Question #27 (1 Point)

ISTQB® Test Manager Syllabus
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Sample Exam – Questions
Sample Exam set A
Version 1.4

ISTQB® Test Manager Syllabus
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Sample Exam – Answers
Sample Exam set A
Version 1.4

【出典元】

ISTQBテスト技術者資格制度
Advanced Level シラバス日本語版
テストマネージャ
Version2012.J04

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