AUTFL-4.2.4 要件ベースドテストの原則を想起する。(K1)
要件ベースドテスト
要求ベーステストは、テスト(設計)技法いうよりは、テストを行うためのアプローチ(実 践)です。 この手法の目的は、テストケースを使用して要件をカバーすることである。し たがって、テスト担当者はテストアイテムが要件を満たしていることを判定します。
また、経験ベースのテストなど他のテスト手法も取り入れることができます。こうすることで、探索的テストの形態でリグレッションテストを実行して、欠陥のリスクを軽減できます。
基本的なプロセス
要件の分析
テスト条件の導出
テストケースの設計
テストケースの実行
テスト結果の分析
テストの洗練
注意点
要件が不完全または一貫性がない場合は、テストケースも不完全または一貫性のない可 能性がある。
要件が詳細すぎる場合は、すべての要件をテストできない可能性がある。このような場 合は、テストケースに優先順位を割り当てる必要がある。
練習問題 #37 (1 Point)
以下の要件ベースドテストに関する記述のうち、正しいものはどれですか?
a) 要件ベースドテストは要件の網羅性にのみ焦点を当て、直感的なテストや探索的なテス トの使用を許可しない
b) 要件ベースドテストは、要件が矛盾なく完全になるまでテストすることを目的とする
c) 要件ベースドテストは、テストケースで要件をカバーすることを目的とする
d) 要件ベースドテストは、顧客要求の充足のための顧客要求の品質とは独立して、テスト 対象を検証する
正解:c)
a) 正しくありません。
b) 正しくありません。 この場合、テスト対象ではなく要件が基準となります。 また、記述 された手法は、むしろ要件のレビューに近いと言えます。
c) 正しいです。
d) 正しくありません。
【出典元】
ISTQBテスト技術者資格制度
Foundation Level Specialist シラバス
自動車ソフトウェアテスト担当者
日本語版 Version 2018.J03
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