AUTFL-2.2.1.2 安全文化におけるテスト担当者の役割を想起する。(K1)

安全文化におけるテスト担当者の役割

安全文化とは、組織全体で安全を重視し、安全を実現するために積極的に取り組む企業風土 のことです。ISO 26262 に準拠した製品開発においては、製品の安全性を担保するために、 全関係者が安全文化を醸成することが重要である。

• テスト担当者は、ソフトウェア開発ライフサイクルの全フェーズに責任を持って参加す る必要があります。これにより、製品の安全性に影響を与えるすべての要素を把握する ことができます。

• テスト担当者は、製品開発の全体的な状況を継続して把握しながら業務に従事する必要 があります。これにより、製品の安全性に関連する新たなリスクや課題を早期に発見す ることができます。

練習問題 #11 (1 Point)

自動車ソフトウェアテスターの安全文化への貢献を最もよく表す記述はどれですか?

a) テスターは、プロジェクトチームのすべてのメンバーが安全文化に貢献するように努め ます。
b) テスターは、機能安全活動に必要なすべてのプロセスが実施されているかを確認する。
c) テスターは、安全ライフサイクルの開発段階に貢献する。
d) テスターは、機能安全に関連するすべての活動を実施する。

正解:c)

a) 正しくありません。これはテスターの仕事ではなく、安全管理者の仕事です。
b) 正しくありません。これはテスターの仕事ではなく、安全管理者の仕事です。
c) 正しいです。これは安全文化の中核です。
d) 正しくありません。テスターは機能安全の分野において、特定の対策 (通常はテストに関 連する対策) を実施するだけで、すべてを行うわけではありません。