AUTFL-2.2.4.2 静的テストや動的テストに適用できるテスト設計技法や、テスト タイプに関するASIL の影響および結果としてのテスト範囲を説明する。(K2)
テスト技法、テストタイプ、およびテスト範囲に対する ASIL の影響
ASIL が高くなるほど、安全要求の重要度が高くなり、それに応じてテストの範囲や深度を 拡大する必要があります。ISO 26262 標準は、ASIL に応じて推奨されるテスト技法とテス トタイプを定めています。例えば、ASIL A では、同値分割法と境界値分析の使用が推奨さ れています。一方で、ASIL B 以上では、これらの技法の使用が強く推奨されています。
また、ASIL は製品全体の特性ではなく、特定の安全目的と導かれる安全要求に結び付けら れています。そのため、同一の製品の中でも ASIL が異なる安全要求があるため、安全要求 ごとにテスト工数が大きく異なる可能性があります。
テスト担当者は、ASIL に基づいて、適切なテスト技法、テストタイプを検討し、テスト範 囲を計画する必要があります。
練習問題
Question #16 (1 Point)
【出典元】
ISTQBテスト技術者資格制度
Foundation Level Specialist シラバス
自動車ソフトウェアテスト担当者
日本語版 Version 2018.J03
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