AUTFL-2.2.5 ISO 26262 の手法テーブルを解釈できるようになる。(K3)


ISO 26262 の手法テーブル

ISO 26262 の手法テーブルは、各 ASIL レベルに対して標準で推奨されるテスト手法を定義 しています。手法テーブルは、常に同じ構造で定義され、ASIL レベルに応じて、各手法に 対して、その使用が推奨される(+)、または強く推奨される(++)が示されています。オ プション(o)と記される手法については、標準では、その使用について推奨、非推奨のい ずれも指定しない。また、同等の代替手法もテーブルに記載されています。
テスト担当者にとって、ISO 26262 の以下の手法は、特に重要である。

  • テスト設計技法(例:同値分割法、境界値分析)

  • テスト実行の技法(例:システムまたはその一部のシミュレーションやプロトタイプ)

  • テストタイプ(例:性能テストなどの非機能性テスト、ソークテスト)

  • テスト環境(例:HiL、車両)

  • 静的テスト技法(例:レビュー、静的解析)

代替手法が指定されている場合は、関連する要求を ASIL に適合する方法でチェックできる 適切な組み合わせを選択する必要があります。
代替のない手法は、例外なく適用する必要があります。テスト担当者は、該当するASIL レ ベルで強く推奨される全手法を適用する必要がある。
ISO 26262 に記載されている手法以外の手法を使用する場合は、代わりに選択した手法の 有用性と合目的性を説明する必要があります。

練習問題

  • Question #17 (1 Point)

ISTQB® Automotive Software Tester
Syllabus Specialist
Compatible with Syllabus version 2018
Sample Exam – Questions
Sample Exam set A
Version 2.2

ISTQB® Automotive Software Tester
Syllabus Specialist
Compatible with Syllabus version 2018
Sample Exam – Answers
Sample Exam set A
Version 2.2

【出典元】

ISTQBテスト技術者資格制度
Foundation Level Specialist シラバス
自動車ソフトウェアテスト担当者
日本語版 Version 2018.J03

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